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【理事長ブログ】白内障になったら自動車の運転はできる?免許を更新するには?眼科医が解説します

2026.05.07
この記事を監修した人

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医療法人P.I ももの木眼科 理事長。日本眼科学会認定 眼科専門医として、眼科領域における高度な専門性と確かな臨床実績があります。屈折矯正手術、特に ICL・IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術を得意とし、丁寧な適応評価と術後フォローまで一貫した診療を行っています。白内障・緑内障診療にも精通し、大学病院レベルの高度な手術を地域の身近なクリニックで実現できる体制を構築しています。京都府眼科医会理事として地域医療の発展にも尽力し、地域の皆さまが安心して相談できる“目の専門医”として、わかりやすい医療情報の発信に努めています。

【理事長ブログ】白内障になったら自動車の運転はできる?免許を更新するには?眼科医が解説します

白内障になると「このまま運転しても大丈夫なのか」「免許の更新は問題なくできるのか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。白内障は加齢とともに進行しやすく、水晶体が濁ることで視力の低下や視界のかすみ、光のまぶしさ(グレア)などの症状が現れる病気です。これらの変化は日常生活に影響するだけでなく、自動車の運転にも大きく関わります。

 

例えば、標識や信号、歩行者の認識が遅れたり、対向車のライトが強くまぶしく感じたりすることで、安全な運転が難しくなる場合があります。また、視力の状態によっては運転免許の更新に影響が出る可能性もあります。

 

本記事では、白内障と運転の関係、運転が可能な目安や注意点、免許更新の基準、さらに手術後に運転を再開できる時期について、眼科医の視点からわかりやすく解説します。

白内障になっても自動車の運転は続けられる?

白内障と診断された場合、「これまで通り運転してもよいのか」と悩む方は多いですが、安全性の観点からは運転の継続は慎重に判断する必要があります。白内障は水晶体が濁ることで視機能が低下する病気であり、単に視力が下がるだけでなく、見え方の質そのものが変化します。そのため、自動車の運転のように瞬時の判断と正確な視認が求められる行為には大きな影響を及ぼします。

 

初期の段階では自覚症状が軽く「まだ大丈夫」と感じることもありますが、症状は徐々に進行するため、自覚がないまま危険な状態で運転しているケースもあります。白内障が疑われる場合は、安全を最優先に考えることが重要です。

 

白内障が自動車の運転に与える影響

白内障になると、視力低下に加えて視界のかすみやぼやけ、光がにじんで見えるといった症状が現れます。これにより、道路標識や信号、歩行者の発見が遅れる可能性があります。また、コントラスト感度の低下により暗い場所や雨天時には物の輪郭が分かりにくくなり、距離感の把握にも影響が出ます。さらに、対向車のライトが強くまぶしく感じられることもあり、夜間運転では視界が不安定になることがあります。

 

白内障患者の事故リスク

白内障のある方は、視機能が正常な方と比べて交通事故のリスクが高まるとされています。特に夜間や悪天候時には、歩行者や対向車の発見が遅れやすくなります。また、視界のぼやけにより距離感の把握が不正確となり、ブレーキ操作の遅れにつながることもあります。

 

「少し見えにくい程度だから大丈夫」と自己判断することは危険であり、運転は周囲の安全にも関わる行為であることを意識する必要があります。

 

白内障を自覚したら運転は控えるべき

白内障による見えにくさを自覚した場合は、原則として運転を控えることが望ましいとされています。特に、視力低下やまぶしさ、夜間の見えにくさがある場合は、安全な運転が難しくなっている可能性があります。無理に運転を続けることで事故につながるリスクもあるため注意が必要です。

 

白内障は手術によって視力の回復が期待できる病気であり、適切な治療により再び運転が可能となるケースもあります。違和感を覚えた段階で早めに眼科を受診し、医師の判断を仰ぐことが大切です。

 

自動車の運転免許の更新に必要な条件

自動車の運転免許を更新する際には、視力を中心とした一定の基準を満たしているかどうかが確認されます。特に白内障のように視力や見え方に影響を及ぼす病気がある場合、この基準を満たせないこともあるため注意が必要です。免許更新時には視力検査が行われ、基準に達していない場合は更新ができないこともあります。まずは、免許の種類ごとの視力基準を確認しておきましょう。

 

運転免許更新に必要な視力基準

【普通免許を更新する場合】

・左右それぞれの視力が0.3以上

・両眼の視力が0.7以上

 

【大型(第一種)・中型・第二種免許を更新する場合】

・左右それぞれの視力が0.5以上

・両眼の視力が0.8以上

・三桿法(さんかんほう)による奥行き(深視力)の検査に合格すること

 

普通免許の場合

普通自動車免許では、両眼で0.7以上、かつ片眼でそれぞれ0.3以上の視力が必要とされています。これらの視力は裸眼である必要はなく、眼鏡やコンタクトレンズで矯正した状態でも問題ありません。そのため、白内障の初期であれば矯正によって基準を満たせる場合もありますが、進行すると矯正しても十分な視力が得られないことがあります。

 

大型・中型・第二種免許の場合

大型免許や中型免許、第二種免許では、より厳しい視力基準が設けられています。両眼で0.8以上、かつ片眼でそれぞれ0.5以上の視力が必要であり、加えて深視力の検査にも合格する必要があります。白内障によって見え方に影響が出ている場合、これらの基準を満たすことが難しくなるため、免許更新に支障が出る可能性があります。特に業務で運転を行う方は、安全性の観点からも早めの受診と適切な治療が重要です。

 

白内障手術を受けるべきタイミング

白内障手術を受けるタイミングは、単に視力の数値だけで判断するものではなく、日常生活への支障の程度を基準に考えることが重要です。例えば、自動車の運転中に標識や信号が見えにくい、対向車のライトがまぶしいと感じる場合は、安全面から早めの手術が検討されます。また、読書やスマートフォン操作、テレビ視聴などで不便を感じるようになった場合も一つの目安です。

 

さらに、運転免許の更新時に視力基準を満たせない場合も手術を考えるタイミングといえます。白内障は進行性のため放置すると見えにくさは悪化しますが、手術によって視力の回復が期待できるため、生活に影響が出始めた段階で眼科医に相談することが大切です。

 

白内障手術後に自動車の運転は再開できる?

白内障手術を受けた後は視力の回復が期待できますが、手術直後からすぐに自動車の運転を再開できるわけではありません。術後は目の状態が安定していないため、安全に運転できるかどうかは慎重に判断する必要があります。一般的には、視力が安定し、医師が運転可能と判断した段階で再開することが望ましいとされています。

 

自動車の運転再開が認められるタイミング

白内障手術後の運転再開の時期は個人差があり、早い場合には翌日に運転が可能なこともありますが1週間程度控えたほうがよい場合もあります。手術直後は視界がぼやけたり、異物感や違和感が残ることがあり、正確な視認が難しい場合があります。

 

また、術後は点眼治療を継続する必要があり、炎症や感染のリスクが完全に落ち着くまでは注意が必要です。視力が安定し、運転免許に必要な視力基準を満たしていることを確認したうえで、最終的には医師の許可を得てから運転を再開することが重要です。

 

自動車の運転を再開する際の注意点

運転を再開する際には、まず日中の明るい時間帯から短時間の運転で慣らしていくことが推奨されます。術後は見え方が変化するため、距離感やピントの感覚に違和感を覚えることがあります。特に夜間は光のにじみやまぶしさを感じやすいため、無理に運転するのは避けたほうがよいでしょう。

 

また、眼鏡が必要になる場合もあるため、適切な視力矯正を行うことも大切です。少しでも見えにくさや不安を感じる場合は無理をせず、再度眼科で相談することをおすすめします。安全を最優先に、段階的に運転へ復帰することが重要です。

 

自動車の運転を安心して続けるには

白内障に不安を感じながらも自動車の運転を続けたい場合は、安全性を最優先にしながら無理のない工夫を取り入れることが大切です。見え方に少しでも違和感がある状態で運転を続けると、事故のリスクが高まる可能性があります。そのため、自分の視力や見え方の変化を正しく把握し、状況に応じて運転方法や生活を見直すことが重要です。日頃から意識することで、安全に運転を続けられる可能性が高まります。

 

定期的に眼科検診を受ける

白内障はゆっくり進行するため、自覚しにくいまま見え方が低下していることがあります。そのため、定期的に眼科を受診し、視力や進行状況を確認することが重要です。特に運転を日常的に行う方は、自分では問題ないと思っていても、実際には運転に支障が出ているケースもあります。早期に変化を把握することで、適切なタイミングで治療を受けることができ、安全な運転につながります。

 

周囲のサポートを受ける

見えにくさを感じている場合は、一人で無理に運転を続けるのではなく、家族や周囲のサポートを受けることも大切です。例えば、夜間や悪天候時の運転を控えたり、送迎を依頼したりすることで事故リスクを減らすことができます。また、自分の見え方の変化を家族と共有しておくことで、客観的な意見をもらいやすくなります。白内障は適切な治療によって改善が期待できる病気であるため、無理をせず、安全を第一に考えた行動を心がけましょう。

白内障に関して不安がある方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

白内障に関して不安がある方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

「最近、目がかすむけれど、これって白内障?」「手術が必要なのか分からず不安」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ京都市伏見区のももの木眼科へご相談ください。白内障は進行の仕方や種類によって症状や治療のタイミングが異なるため、自己判断せず、まずは正確な検査を受けることが大切です。

 

当院では、各種検査を通じて、点眼治療で経過をみるのか、手術を検討するのか、患者様の生活スタイルやご希望を踏まえた最適な治療方針をご提案いたします。白内障手術に不安をお持ちの方にも、手術の流れや眼内レンズ(単焦点・多焦点など)の特徴、費用や術後の見え方まで丁寧にご説明いたします。LINEからのお問い合わせやご予約にも対応しておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

 

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