
頭痛が続くと「もしかして緑内障では?」と不安になる方もいるのではないでしょうか?頭痛に関して調べていると緑内障が原因である可能性を示す記事がよくあるため、こういった不安で受診される方が多いです。緑内障は「自覚症状がない病気」と思われがちですが、実は頭痛を伴うケースが存在します。
特に急性緑内障発作では、眼圧が急激に上昇することで、頭痛だけでなく目の痛みや吐き気、視界のかすみなどの症状が現れることがあります。そのまま放置すると視神経が障害され、短時間で視力や視野に深刻なダメージを及ぼすリスクがあります。そのため、頭痛と緑内障の関係を正しく知っておくことは非常に重要です。
この記事では、緑内障と頭痛の関係性や、頭痛が起こる緑内障の種類、注意すべき症状、検査方法や治療方法について、わかりやすく解説します。
頭痛がする場合、緑内障の可能性はある?
頭痛がある場合、必ずしも緑内障とは限りません。むしろ緑内障の可能性は低いです。緑内障で頭痛が起こる理由は、眼圧の急激な上昇や目の奥の神経への刺激が関係していると考えられていますが、頻度は非常に低いです。ここでは、頭痛と関係する緑内障の代表的なタイプについて解説します。
急性緑内障
急性緑内障(急性緑内障発作)は、眼圧が急激に上昇することで突然症状が現れるタイプの緑内障です。この場合、突然の激しい頭痛に襲われることがあります。同時に、目の痛み、充血、視力の低下、さらには吐き気や嘔吐を伴うのが特徴です。また、目のかすみ、光の周りに虹のような輪が見える「虹視症(こうししょう)」が起こることもあります。
急性緑内障は放置すると短時間で視神経が大きなダメージを受け、失明につながる可能性があります。そのため、強い頭痛と目の異常を感じた場合は、早急に眼科を受診することが必要です。ただし、誰もがなる病気ではなく、先天的に緑内障発作をおこしやすい目の形というものがあり、そういう方以外は基本的に緑内障発作を起こす心配はしなくても大丈夫です。緑内障発作を起こしやすい目かどうかは眼科を受診していただければすぐに判定ができます。
慢性緑内障
一方で、多くの日本人が患っているのは「慢性緑内障(正常眼圧緑内障など)」です。こちらは眼圧が正常範囲内、あるいは少し高い状態で、長い年月をかけて進行します。このタイプでは頭痛まで出るようなことはほとんどありません。多くの場合、慢性的な眼痛や頭痛は緑内障とは無関係に眼精疲労によって起こることが多いです。
緑内障における頭痛以外の症状
急性緑内障発作の場合、頭痛や目の痛みだけでなく他の症状として現れることもあります。吐き気やめまいなど体調不良として感じるケースもあるため、他の病気と勘違いされることも少なくありません。緑内障は一般的に「視野が欠ける病気」というイメージがありますが、急性緑内障発作の場合には目以外の症状が強く現れることもあります。
症状の現れ方によっては内科的な病気と勘違いされることもあるため、目の異常を伴う体調不良には注意が必要です。ここでは、頭痛以外に見られる主な症状について解説します。
吐き気
急性緑内障発作が起きると、強い頭痛とともに吐き気や嘔吐が起こることがあります。これは眼圧が急激に上昇することで、目の痛みが強くなり、自律神経が刺激されるためと考えられています。この時、多くの患者さんは「胃腸が悪いのかも」「脳に異常があるのかも」と考え、内科や脳神経外科を受診してしまいます。
しかし、吐き気の原因が目にある場合、眼圧を下げる処置をしない限り症状は改善しません。吐き気と同時に目の痛みや充血、視界のかすみなどがある場合は、急性緑内障発作の可能性があるため注意が必要です。
めまい
眼圧が急激に上昇すると、頭痛だけでなくめまいを感じることもあります。平衡感覚が乱れるような感覚や、ふらつきを伴うことも珍しくありません。これも吐き気と同様に、全身の自律神経の乱れからくる症状の一つです。急性緑内障発作の場合は、めまいとともに視界がぼやけることもあります。
目の奥の痛み
急性緑内障発作では、「目の奥がズキズキと痛む」「目の奥が重苦しい」「眼球を圧迫されているような痛み」を感じるのが特徴です。耐え難い痛みになりますが、慢性の場合でも夕方になると目の奥がズーンと重くなるような感覚を覚えることがあります。この痛みは頭痛として感じられることもあり、目の周囲やこめかみに痛みが広がる場合もあります。
また、目を動かすと違和感を感じたり、目の疲れが強く出たりすることもあります。こうした症状が続く場合には、眼精疲労だけでなく目の病気が隠れている可能性もあるため注意が必要です。
発熱
急性緑内障の発作が強い場合、発熱が見られることもあります。高熱が出ることは稀ですが、体全体の倦怠感とともに熱っぽさを感じる場合は、体が異常事態を知らせているサインです。また、急性緑内障発作では体調不良が急激に現れることがあり、寒気やだるさを感じることもあります。こうした症状だけを見ると風邪や体調不良と勘違いされることもありますが、目の痛みや視界の異常を伴う場合には注意が必要です。
また一部の風邪薬が緑内障発作を誘発することがあり、風邪で発熱し、風邪薬を内服した後に緑内障発作が起こるというパターンもあるので注意が必要です。
肩こり
慢性緑内障では、はっきりした症状がないことが多いですが、視野が少しずつ狭くなることで、無意識のうちに目や首に力が入り、目の疲れや肩こりを感じることがあります。長時間のパソコン作業やスマートフォン使用による眼精疲労と重なることも多く、気づきにくいことがあります。そのため、慢性的な目の疲れや肩こりがある場合でも、一度眼科で検査を受けておくと安心です。
特に40歳以上の方や近視が強い方、家族に緑内障の人がいる場合は、定期的に眼科検診を受けることが大切です。
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緑内障で頭痛がしたときの対処法
頭痛とともに目の痛みや視界の異常を感じた場合は、早めに眼科を受診することが大切です。特に急性緑内障発作では、眼圧が急激に上昇し、短時間で視神経にダメージを与える可能性があります。強い頭痛や吐き気、目の充血、視界のかすみなどの症状がある場合は、自己判断で様子を見るのではなく、できるだけ早く眼科を受診しましょう。
市販の頭痛薬を服用して一時的に症状が軽くなったとしても、原因が緑内障である場合は根本的な解決にはなりません。目の異常を伴う頭痛は放置せず、夜間や休日であっても、救急外来を探して受診してください。早期に適切な治療を受けることで、視神経へのダメージを最小限に抑えることができます。
頭痛がして緑内障かも?と思ったときは
「もしかして緑内障かも」という不安がある場合、まずは眼科で専門的な検査を受けることが第一歩です。緑内障は初期の段階では自覚症状が少ないことも多いため、少しでも不安を感じた場合には検査を受けておくことで安心につながります。
検査・診断方法
眼科では、緑内障の診断のためにさまざまな検査が行われます。代表的な検査には、眼圧を測定する「眼圧検査」、視野に異常がないかを確認する「視野検査」、視神経の状態を確認する「眼底検査」などがあります。
また、視神経の状態を詳しく確認するためにOCT検査(光干渉断層計)を行うこともあります。視野検査では、視界のどの部分が見えにくくなっているかを詳しく調べることができ、緑内障の進行度を把握するために重要な検査です。OCT検査では、視野異常が出る前のごく初期の変化を捉えることができるため、緑内障の早期発見にも役立ちます。これらの検査を組み合わせて、緑内障の有無や進行状況を総合的に診断します。
特に緑内障発作が起こりやすい目かどうかは検査ですぐに判断することができるので、心配な場合は一度受診されることをお勧めします。
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治療方法
急性の緑内障発作はレーザー治療や手術によって緊急対応が必要になります。発作が起こる前に発作予防の処置をすることが望ましいので、心配な方は一度眼科を受診していただくことをお勧めします。
慢性の緑内障の治療は、主に眼圧を下げることを目的に行われます。眼圧をコントロールすることで、視神経へのダメージを抑え、病気の進行を遅らせることができます。多くの場合は点眼薬による治療から始まり、必要に応じてレーザー治療や手術が検討されます。
点眼治療では、眼圧を下げる薬を毎日使用することで、病気の進行を抑える効果が期待できます。また、薬だけでは十分な効果が得られない場合には、レーザー治療や手術によって眼圧を下げる方法が選択されることもあります。
急性緑内障の場合は、まず急激に上昇した眼圧を下げる治療を行い、その後再発を防ぐための処置を行うことがあります。症状や緑内障の種類によって治療方法は異なるため、医師と相談しながら適切な治療を選択することが大切です。
頭痛がして緑内障かもしれないと不安な方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

頭痛が続いたり、目の痛みや視界の異常を感じたりすると、「もしかして緑内障ではないか」と不安になる方もいるかもしれません。緑内障は早期に発見し、点眼薬やレーザー、手術といった適切な治療を粘り強く続けることで、病気の進行を緩やかにコントロールすることが可能です。そのため、少しでも気になる症状がある場合は、早めに眼科で検査を受けることが大切です。
京都市伏見区のももの木眼科では、緑内障の検査や診断、治療について丁寧にご説明し、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案しています。緑内障手術について不安がある方や、頭痛と目の症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。LINEからのご予約・お問い合わせも受け付けています。





