
スマートフォンは、今や私たちの生活に欠かせない存在となりました。仕事や情報収集、SNSなどで長時間使用する人も多いでしょう。中には「スマホが原因で緑内障になるのでは?」と不安に感じている方もいるかもしれません。
緑内障は、視神経が障害されることで周辺の視野から徐々に欠けていく病気で、主な原因は眼圧の上昇が関係しています。スマホの使用そのものが直接緑内障を引き起こす原因になるわけではありませんが、長時間のスマホ使用は眼精疲労や近視の進行、睡眠障害などを引き起こし、目の健康に影響を与える可能性があります。
この記事ではスマホと緑内障の関係や注意すべきポイント、正しいスマホの使い方について、わかりやすく解説します。
スマホが原因で緑内障になることはある?
スマホの使用そのものが直接的な原因となって、緑内障を発症するわけではありません。しかし、長時間のスマホ使用や目に負担のかかる使い方が続くことで、緑内障にはならなくても眼精疲労・近視の進行・斜視・睡眠障害など、その他の疾患のリスクが高まります。緑内障の多くは眼圧の上昇が関係していますが、正常眼圧でも発症するケースもあり、特に近視が強い場合には緑内障が発症しやすくなります。
日本人は近視の人が多く、近視は緑内障のリスク要因です。スマホを長時間近距離で使用する生活習慣は近視の進行につながる可能性があるため、間接的に目の健康へ影響することが考えられます。ここでは、スマホ使用による目への影響について具体的に解説します。
ブルーライトによる影響
スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、可視光線の中でもエネルギーが強い光です。長時間浴びることで目の疲れや眼精疲労を引き起こします。ブルーライト自体が直接緑内障を引き起こすわけではありませんが、長時間のスマホ使用と組み合わさることで眼精疲労が強くなり、目の負担が大きくなると考えられています。
姿勢による影響
スマホを操作するとき、多くの人は下を向いた姿勢になります。いわゆる「スマホ首」「ストレートネック」と呼ばれる状態です。この姿勢では首や肩の筋肉が緊張し、目の周囲の血流も低下しやすくなります。血流が悪くなると視神経への栄養供給が低下し、目の健康に影響を及ぼす可能性があります。
近距離で見ることによる影響
スマホを至近距離で見続けると、目のピントを調節する筋肉(毛様体筋)が緊張し続けます。この状態が長時間続くと眼精疲労の原因となり、さらに近視の進行にもつながる可能性があります。特に強い近視は緑内障のリスク要因とされているため、スマホを至近距離で長時間見る習慣には注意が必要です。
暗いところで見ることによる影響
暗い部屋でスマホを使うと、画面の光と周囲の暗さの差が大きくなります。この環境では瞳孔が開き、目への刺激が強くなるため、目の疲れを感じやすくなります。特に寝る前のスマホ使用は、目への負担だけでなく睡眠の質にも影響するため注意が必要です。
緑内障を予防するスマホの使い方
スマホを完全に断つことは難しくても、使い方を工夫することで目への負担を大きく減らすことができます。スマホの使用方法が直接緑内障を予防するわけではありませんが、目の健康を守る生活習慣として重要です。スマホの長時間使用は眼精疲労や視神経への負担につながる可能性があるため、意識的に目を休ませる習慣を持つことが大切です。
特に仕事やSNS、動画視聴などでスマホを見る時間が長い人ほど、使い方を見直すことで目の負担を減らすことにつながります。ここでは、緑内障予防につながるスマホの使い方をご紹介します。
ブルーライト対策
まずは物理的にブルーライトをカットしましょう。スマホ自体の設定で「ナイトモード」や「ブルーライトカットモード」をオンにするのが効果的です。画面の明るさを落とすだけでも効果があるといわれています。
また、ブルーライトカット機能のある保護フィルムを貼ったり、ブルーライトカットメガネを着用したりすることも有効な予防策となります。特に夜間にスマホを使用することが多い方は、目への刺激を減らすためにも光の強さを調整することが大切です。
スマホを使用するときの姿勢
スマホを見るときは、できるだけ顔を下に向けすぎないようにすることが大切です。理想は、スマホを目の高さに近い位置まで持ち上げる姿勢です。背筋を伸ばし、首や肩に負担がかからない姿勢を意識することで、目の周囲の血流が改善しやすくなります。長時間スマホを使う場合は、定期的に姿勢を整えることを意識しましょう。
スマホと目との距離
スマホと目の距離は、30〜40cm程度離すことが望ましいとされています。画面を近づけすぎるとピント調節の負担が大きくなり、眼精疲労や近視の進行につながる可能性があります。
また「20-20-20の法則(20分ごとに、20フィート=約6メートル先を、20秒間眺める)」を取り入れることで、目の緊張をリセットし、近視の進行や眼精疲労を抑えることができます。スマホを見続けていると瞬きの回数も減りやすいため、意識して瞬きを増やすこともドライアイ予防につながります。
スマホを使用する環境
暗い場所でスマホを使用するのは避け、できるだけ明るい環境で使用しましょう。画面の明るさと周囲の明るさの差を小さくすることが、目への負担を減らすポイントです。特に就寝前の使用は避け、脳と目をしっかり休ませる習慣をつけましょう。
また、スマホやゲームによって目が疲れてしまった場合などには、ホットタオルで目を温めてあげることも有効です。目の周囲の血流が改善されることで、眼精疲労の回復を助ける効果が期待できます。
スマホ以外で緑内障予防につながること
緑内障は早期発見と早期治療がとても重要な病気です。スマホの使い方を見直すことも大切ですが、日頃から目の健康を意識した生活を送り、異常があれば早めに眼科を受診することが大切です。ここでは、スマホ以外で緑内障予防につながる習慣について解説します。
眼科検診を定期的に受ける
緑内障は初期症状がほとんどなく、自覚しないまま進行することが多い病気です。そのため、定期的に眼科検診を受けることが最も重要な予防対策といえます。眼圧検査や視野検査、視神経の検査などを行うことで、早期に異常を発見できる可能性があります。
特に40歳以上の方や近視の強い方、家族に緑内障の方がいる場合は、定期的な検査を受けることをおすすめします。また、症状がなくても年に1回程度の眼科受診を習慣にしておくことで、病気の早期発見につながる可能性があります。
生活習慣を見直す
目の健康を守るためには、生活習慣の見直しも重要です。睡眠不足やストレス、喫煙などは血流を悪化させる要因になります。視神経の血流が低下すると、緑内障の進行に影響する可能性があります。また、抗酸化作用のあるビタミン(A、C、E)やカシス、ルテインを含む食事を意識的に摂ることも、目の健康を維持する助けとなります。
さらに、長時間のパソコン作業やスマホ使用が続く場合には、こまめに休憩を取り、目を休ませる習慣を持つことも大切です。十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけることで、体だけでなく目の健康を保つことにつながります。
運動習慣を身に付ける
適度な運動は血流を改善し、眼圧の安定にもつながると考えられています。ウォーキングなどの軽い有酸素運動を日常生活に取り入れることで、体全体の健康だけでなく目の健康維持にも役立ちます。特別な運動を始める必要はなく、通勤時に歩く距離を増やしたり、階段を利用したりするだけでも、目の健康を支える習慣づくりにつながります。
スマホが原因で緑内障になったらどうする?
スマートフォンを長時間使用していて、目の疲れや見え方の違和感を感じると「もしかして緑内障では?」と不安になる方もいるかもしれません。スマホの使用そのものが直接緑内障の原因になるわけではないので、そこまで心配はいりませんが目の不調が気になる場合は、自己判断せず眼科を受診することが大切です。
緑内障は早期に発見し治療を開始することで、進行を抑えられる可能性があります。特に視野の異常は自覚しにくいため、気づかないうちに進行しているケースも少なくありません。少しでも異常を感じた場合は、早めに検査を受けましょう。
検査・診断方法
眼科では、緑内障の診断のためにさまざまな検査が行われます。代表的な検査には、眼圧を測定する「眼圧検査」、視野の欠けを確認する「視野検査」、視神経の状態を確認する「眼底検査」などがあります。これらの検査を組み合わせることで、緑内障かどうかを総合的に診断します。また、OCT検査(光干渉断層計)は、視神経や網膜の厚みを高解像度で測定できる検査で、緑内障の早期発見に役立っています。
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治療方法
緑内障の治療は、主に眼圧を下げることを目的に行われます。緑内障治療の最大の目的は「完治」ではなく、これ以上悪くならないように進行を抑え、今ある視力や視野を守ることです。点眼薬で十分な効果が得られない場合や、症状が進行している場合には、レーザー治療や手術を検討することもあります。医師と相談しながら、自分の症状や進行度に合った治療方法を選択することが大切です。
スマホが原因で緑内障になったかもしれないと心配な方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

スマートフォンの使用そのものが直接緑内障を引き起こすわけではありません。しかし、長時間のスマホ使用や目に負担のかかる使い方は、眼精疲労や近視の進行など目の健康に影響を与える可能性があります。
また、緑内障は初期症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。そのため、目の疲れや見え方の違和感などが気になる場合は、早めに眼科で検査を受けることが大切です。
京都市伏見区のももの木眼科では、緑内障の早期発見・早期治療に力を入れています。視野検査やOCT検査などを行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた診療を行っています。スマホの使いすぎによる目の疲れが気になる方や、緑内障が心配な方は、お気軽にご相談ください。LINEからのご予約・お問い合わせも受け付けています。





