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【院長ブログ】白内障の治療

2024.05.18

白内障の治療

京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。このブログでは、目に関する患者様のお悩みにお応えできるようなさまざまな情報をお届けして参ります。白内障は、進行すると日常生活に大きな支障をきたす目の病気です。しかし、現代医療の進歩により、治療法は日々進化しています。白内障の治療法として一般的な点眼治療と、より根本的な解決策である手術治療があります。今回は、それぞれについて詳しくご紹介します。

 

 

 

症状の進行を緩やかにする!点眼治療

症状の進行を緩やかにする!点眼治療

白内障の診断を受けたものの、視力に大きな問題がなければ、多くの場合は点眼薬による経過観察を推奨します。ピレノキシンやグルタチオンといった点眼薬は、水晶体のタンパク質変性を抑制し、白内障の進行を遅らせる効果が期待できます。しかし、これらの点眼薬は白内障を「治す」ものではなく、進行を「遅らせる」ためのものです。患者様の中には、「目薬を使っているのに白内障が治らない」という不満を持つ方もいるかもしれませんが、残念ながら現在の医療技術では、点眼薬や内服薬で白内障を治すことはできません。根本的な治療法としては、手術が不可欠なのです。

視力回復への根本的な解決に挑む!手術治療

かつての白内障手術は、大きな切開を伴う水晶体嚢外摘出術が主流でしたが、現在の日本では超音波乳化吸引術による小切開手術が大半を占めています。この方法は、濁った水晶体を超音波で乳化し、吸引することで、より小さな傷口から効率的に白内障を除去することが可能です。さらに、フェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術も超音波乳化吸引術の一種として注目されており、より精密で効果的な治療が可能になっています。

 

点眼治療か手術治療か、治療法の選択

点眼薬による治療は、白内障の進行を遅らせることはできますが、最終的には視力の低下を避けることはできません。生活の質を維持するためには、早期の手術が推奨されます。手術を受けるタイミングは、視力の低下を感じ始めたら考慮する時期かもしれません。専門医の診断と相談しながら、ご自身にとって最適な治療法を選びましょう。

 

まとめ:早期発見と適切な治療で視力を守りましょう!

まとめ:早期発見と適切な治療で視力を守りましょう!

白内障治療は、点眼薬による一時的な対処法から、根本的な解決をもたらす手術へと進化しています。点眼治療は症状の進行を遅らせることができますが、視力を取り戻し質の高い生活を送るためには、適切な時期に手術を受けることが大切です。最新の手術技術は、より安全で迅速な回復が期待でき、白内障による視力の低下を効果的に逆転させることができます。もし白内障の診断を受けたときには、専門医と相談のうえ、最適な治療法を選択するようにしましょう。

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