VERIONを使った手術
京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。このブログでは、目に関する患者様のお悩みにお応えできるようなさまざまな情報をお届けして参ります。ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削る必要がなく、小さな切開創からレンズを挿入することで、近視や乱視を矯正する治療法です。角膜に負担をかけず視力矯正ができることから今注目されています。今回は、“VERIONを使った手術”についてその流れを詳しくご紹介します。
VERIONの導入により確実で安心のICL治療を実現!
当院が採用しているVERIONイメージガイドシステムは、患者様の術前データを分析して専用の手術プランを作成し、手術のガイダンスまでを行います。患者様それぞれの目の特徴にあった施術が行えるだけでなく、計画に基づいた確実なガイダンスにより、リスクの少ない正確な切開やレンズ固定を可能にしました。
VERIONを活用したICL手術の流れを詳しく解説
VERIONイメージガイドシステムを活用したICL手術は、様々な場面で、患者様のご負担を軽減し、安心で安全な手術が可能になりました。今回は手術時の工程においてどのようにVERIONが活躍しているかについてご紹介します。
適応検査で目のデータを採取
・高解像度のデジタル画像を撮影
・血管や角膜の輪郭、虹彩の特徴を正確に読み取り、手術計画に活用
患者様にとって最適な手術計画を作成
・目のデータを基に患者ごとに適切な手術計画を作成
・正確な度数選定や乱視の補正の精度が向上
分析データに合わせて目を切開する
・手術計画の切開位置をリアルタイムに投影し、正確な切開を実現
・顕微鏡との連動により、切開箇所を正確に指し示すことも可能
レンズを目の中に挿入する
・手術計画に基づいて適切な切開からレンズを挿入
・VERIONによる眼球の追従で確実なレンズ挿入を実現
レンズ位置を微調整する
・VERIONのガイドを基準にしてレンズを安定した位置に固定
・目の表面の投影により確実なレンズの位置調整を行う
術後の診察による経過観察
・定期的に術後の診察を行い、目の異常を監視
・術前からのデータを活用して経過観察と分析を行うことが可能
【お伝えしたいこと】ICL手術はVERIONを導入している施設で行うのが安心!
VERIONを活用したICL手術は、患者に合った手術プランを作成し、正確な切開位置をガイドすることで、手術中のリスクを最小限に抑えることができます。さらに、適切なレンズの度数選定が容易で、特に乱視の補正が精度良く行えるといったメリットもたくさんあります。ICL手術はこのVERIONの導入によってより安全で安心な手術が実現可能となります。したがって、ICL手術をご検討の患者様は、この機器を導入している施設を選択されることをお勧めしています。当院でもこのVERIONを導入しておりますので、ご不明な点やご相談はお気軽にお問い合わせください。