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IPCLを受けられる年齢とは?なぜ受けられない年齢がある?眼科医が解説

2026.03.24
この記事を監修した人

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医療法人P.I ももの木眼科 理事長。日本眼科学会認定 眼科専門医として、眼科領域における高度な専門性と確かな臨床実績があります。屈折矯正手術、特に ICL・IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術を得意とし、丁寧な適応評価と術後フォローまで一貫した診療を行っています。白内障・緑内障診療にも精通し、大学病院レベルの高度な手術を地域の身近なクリニックで実現できる体制を構築しています。京都府眼科医会理事として地域医療の発展にも尽力し、地域の皆さまが安心して相談できる“目の専門医”として、わかりやすい医療情報の発信に努めています。

IPCLを受けられる年齢とは?なぜ受けられない年齢がある?眼科医が解説

IPCLは、角膜を削らずに視力を矯正できる治療法として注目されていますが、「年齢的に自分は受けられるのだろうか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。実際、IPCLには目安となる年齢条件があり、誰でも受けられる治療ではありません。年齢によって目の状態やリスクが変化するため、適応には慎重な判断が必要です。

 

特に、老眼や白内障が関係してくる年代では、IPCLが最適な選択とは限らないケースもあります。この記事では、IPCLを受けられる年齢の目安や、年齢制限が設けられている理由について、眼科的な視点からわかりやすく解説します。自分に合った治療を考えるための参考にしてください。

IPCLを受けられる年齢

IPCLは、角膜を削らずに眼内へレンズを挿入する視力矯正法ですが、誰でも・どの年齢でも受けられる治療ではありません。一般的には21~45歳前後が目安とされており、年齢に応じて目の状態や将来のリスクを考慮した慎重な判断が必要です。ここでは、IPCLの年齢に関する考え方と、20歳以下・50歳以上に推奨されにくい理由を解説します。

適応条件

IPCLの適応は、視力が安定していることが重要な条件となります。近視や乱視の度数が数年単位で大きく変動していないこと、角膜や前房の状態が安全基準を満たしていることが前提です。

 

一般的に21歳以上とされるのは、成長期を終え、屈折状態が安定している可能性が高いためです。また、40代半ばまでが目安とされるのは、老眼や白内障といった加齢変化が本格化する前の時期と考えられているためです。

20歳以下に推奨しない理由

20歳以下の方は、まだ近視や乱視が進行している途中であることが多く、視力が安定していない場合があります。この時期にIPCLを行ってしまうと、その後に度数が変わり、見えにくさが出て再び視力矯正が必要になる可能性があります。

 

また、目そのものの成長が完全に落ち着いていないこともあり、長い目で見たときの安全性を十分に判断しにくい点も理由の一つです。そのため若い世代では、まずは眼鏡やコンタクトレンズで様子を見ながら、視力が安定するのを待つことが一般的です。

50歳以上に推奨しない理由

50歳前後になると、手元が見えにくくなる老眼が進んだり、白内障の初期症状が現れ始める方が増えてきます。IPCLは近視や乱視を矯正する治療であり、老眼や白内障を治すものではありません。そのため、この年代では、将来的に白内障手術が必要になる可能性も考えながら治療を選ぶ必要があります。

 

場合によっては、今すぐIPCLを行うよりも、将来の白内障手術を見据えた治療計画を立てたほうが、結果的に負担が少なくなることもあります。50歳以上の方では、目の状態や今後の見え方を丁寧に確認しながら、慎重に治療方法を選ぶことが大切です。

IPCLの年齢以外の適応について

IPCLは年齢だけで判断される治療ではなく、目の状態や生活背景などを総合的に確認したうえで適応が決まります。近視や乱視の強さだけでなく、目の構造や健康状態を詳しく調べることで、安全に治療が行えるかを判断します。ここでは、年齢以外で確認される主な適応と、注意が必要な禁忌について説明します。

【適応】

IPCLが検討されるのは、近視や乱視があり、眼鏡やコンタクトレンズの使用に不便さや負担を感じている方です。強度近視や強い乱視があり、レーシックでは十分な矯正が難しい場合や、角膜を削らない治療を希望する方も対象となります。

 

手術前には、角膜の形状や目の中の広さ(前房の深さ)、眼圧、眼底の状態などを詳しく検査し、目の構造や健康状態を総合的に確認します。これらの検査を通して、安全に治療が行えると判断された場合に、IPCLが視力矯正の選択肢の一つとして検討されます。

【禁忌】

一方で、白内障が進行している場合や、緑内障、網膜の病気がある場合には、IPCLが適さないことがあります。また、目に炎症がある場合や、ドライアイの症状が強い場合も慎重な判断が必要です。

 

IPCLは老眼や白内障を治療する方法ではないため、これらが主な悩みである場合には、別の治療方法が優先されることもあります。妊娠中や授乳中は、原則としてIPCLは推奨されません。出産・授乳後に検討されることが一般的です。

IPCLの特徴、メリット・デメリット

IPCL(Implantable Phakic Contact Lens)は、目の中に専用のレンズを挿入することで視力を矯正する治療法です。角膜を削らずに視力を補正できる点が大きな特徴で、レーシックが適応外となる方や、より見え方の質を重視したい方を中心に注目されています。ここでは、IPCLの特徴と、メリット・デメリットについて簡単に解説します。

特徴

IPCLは、虹彩と水晶体の間にレンズを挿入する有水晶体眼内レンズの一種です。角膜を削らないため、角膜の厚みや形状に左右されにくく、強度近視や乱視の方でも適応となる可能性があります。

 

また、レンズは目の状態に合わせて選択され、将来的に取り出しや交換ができる可逆性を備えている点も特徴です。術後は裸眼に近い自然な見え方が期待でき、コンタクトレンズや眼鏡から解放されたい方にとって、有力な選択肢のひとつといえます。

メリット

・近視・乱視・遠視に幅広く対応
 屈折異常の種類や度数に応じた矯正が可能です。

 

・レンズサイズの種類が豊富
 眼の大きさや前房の形状に合わせた細かなサイズ選択ができます。

 

・角膜を削らない
 角膜への負担を抑え、角膜を温存したまま視力矯正が行えます。

 

・裸眼に近い自然な見え方
 光学的な質が高く、クリアな視界が得られやすいとされています。

 

・可逆性がある
 将来的にレンズの抜去や交換が可能です。

 

・強度近視にも対応しやすい
 これまで視力矯正手術を諦めていた方でも検討できる場合があります。

デメリット

・すべての方が手術適応になるわけではない
 眼の状態によっては適応外と判断されることがあります。

 

・ハロー・グレア現象が起こることがある
 IPCL手術後には、ハロー・グレアと呼ばれる見え方の変化が生じます。

 

・長期的な実績がICLより少ない
 IPCLは歴史が浅く、長期的な臨床データはまだ限られています。

 

・手術までに時間がかかる場合がある
 レンズの種類によっては準備期間が長くなることがあります。

 

・対応できる眼科が限られている
 専門的な設備と経験が必要な手術です。

 

・費用が高額で保険適用外
 自由診療のため全額自己負担となります。

 

・感染症や合併症のリスクがある
 眼内手術である以上、一定のリスクは伴います。

 

IPCLは多くのメリットを持つ一方で、適応やリスクを正しく理解したうえで検討することが重要です。術前検査や医師からの説明を十分に受け、自分に合った視力矯正方法を選びましょう。

IPCLの流れ

まずは、患者様ご自身のご都合に合わせて無料のオンライン説明会をご予約ください。しっかり手術について説明させていただき、その後、適応検査(完全予約制)のご案内をいたします。

ICL/IPCL手術WEB説明会(無料)の予約はこちらから

適応検査

他の科で治療を受けている方は、主治医の診療情報提供書をご持参いただくようお願いいたします。当院の適応検査は無料となっております。ICL・IPCLの手術が可能かどうか検査します。 結果はLINEで送付し、LINEで術前検査日の調整を行います。

術前検査

術後の見え方を決定する検査と医師の診察を行います。また、術前検査では散瞳(目薬による瞳の拡張検査)を実施します。検査当日はお車の運転ができませんので、ご留意ください。

 

また、普段コンタクトレンズを使用されている方には、検査の1〜2週間前から使用を中止していただく必要があります。術前検査前に、ソフトコンタクトレンズ(乱視なし)は検査1週間前、ソフトコンタクトレンズ(乱視あり)やハードコンタクトレンズご使用中の方は、検査2週間前からコンタクトを中止してください。

手術

点眼麻酔で痛みの少ない状態で行い、角膜を2.8mm程度切開してレンズを挿入します。挿入した眼内コンタクトレンズを、虹彩と水晶体の間に固定し、位置を調整して終了します。手術時間は片眼5分程度です。

術後診察

手術直後に眼圧やレンズ位置を確認し、異常がないかを確認します。術後1週間は保護眼鏡をつけてお過ごしください。

定期検診

1週間後、1ヶ月後の間隔で受診していただき、経過良好の場合、以後は状態をみて必要時ご受診いただきます。何か気になる症状等がありましたら、定期受診の間隔を待たずに、ご受診ください。

検査費用

IPCL手術を安全に行うためには、手術前の精密検査が欠かせません。眼内の状態や角膜の形状、近視・乱視の度数などを詳しく調べ、IPCLが適応となるかどうかや、最適なレンズを慎重に判断します。

 

当院では、IPCL手術を検討されている方に向けて、無料のWEB説明会および適応検査を実施しています。

・WEB説明会:無料

▶︎ICL/IPCL手術WEB説明会(無料)のご予約はこちら

・適応検査:無料

・術前検査:3,300円(税込)

レンズ・手術費用

手術費用は、「近視の度数」「乱視の有無」「使用するレンズの種類」によって異なります。以下は、両眼手術を行った場合の費用の目安です。

通常レンズ(両目) 乱視用レンズ(両目) 特注レンズ(両目)
-5.5Dまで 49万円 52万円 49万円  〜

 

70.6万円

-6.0D以上 53万円 56万円

※両眼・税込(2025年12月現在)

適応年齢をはじめIPCLに不安がある方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

適応年齢をはじめIPCLに不安がある方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

IPCLは適応年齢や眼の状態など、事前に確認すべきポイントが多い治療です。「自分は手術を受けられるのか」「年齢的に問題はないのか」と不安を感じる方も少なくありません。ももの木眼科では、IPCLに関する疑問や不安に丁寧にお答えし、一人ひとりの目の状態に合わせたご提案を行っています。

 

無料のWEB説明会や適応検査も実施しておりますので、まだ手術を検討中の段階でもお気軽にご相談ください。お問い合わせやご予約は、LINEからも受け付けています。

 

▶︎ももの木眼科のICL/IPCLについてはこちら

 

▶︎ICL/IPCL手術WEB説明会(無料)を予約する

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