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IPCLで老眼は治療できる?特徴をICLやレーシックと徹底比較

2026.03.17
この記事を監修した人

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医療法人P.I ももの木眼科 理事長。日本眼科学会認定 眼科専門医として、眼科領域における高度な専門性と確かな臨床実績があります。屈折矯正手術、特に ICL・IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術を得意とし、丁寧な適応評価と術後フォローまで一貫した診療を行っています。白内障・緑内障診療にも精通し、大学病院レベルの高度な手術を地域の身近なクリニックで実現できる体制を構築しています。京都府眼科医会理事として地域医療の発展にも尽力し、地域の皆さまが安心して相談できる“目の専門医”として、わかりやすい医療情報の発信に努めています。

IPCLで老眼は治療できる?特徴をICLやレーシックと徹底比較

近視や乱視の矯正方法として注目されているIPCLですが、「老眼も一緒に治療できるの?」と疑問に思い、調べている方も多いのではないでしょうか。老眼が気になり始める年代では、裸眼での生活を維持しながら、将来の白内障や手術リスクも考慮した治療選択が重要になります。

 

IPCLは角膜を削らずに眼内へレンズを挿入する治療法で、視力矯正の自由度が高い点が特徴です。一方で、老眼への対応にはメリットだけでなく注意点も存在します。この記事では、IPCLで老眼が治療できるのかを軸に、ICLやレーシックとの違いも交えながら、治療の特徴や向いている人についてわかりやすく解説します。

 

▶︎ももの木眼科のICL/IPCLについてはこちら

老眼の主な症状

老眼とは、加齢により水晶体の弾力が低下し、近くにピントを合わせにくくなる状態を指します。主な症状として、スマートフォンや新聞など手元の文字が見えにくくなる、少し距離を離すと見やすくなる、夕方以降に目の疲れやかすみを感じやすいといった変化が挙げられます。

 

また、近くと遠くを交互に見る際にピントが合うまで時間がかかることも特徴です。老眼は誰にでも起こる自然な変化ですが、症状の現れ方や進行には個人差があります。

IPCLで老眼は治る?

結論から言うと、IPCLは老眼を根本的に「治す」治療ではありません。IPCLは主に近視や乱視を矯正するための眼内レンズであり、加齢によって低下した水晶体の調節力そのものを回復させることはできないためです。

 

ただし、見え方の工夫によって老眼の不便さを軽減できる場合はあります。例えば、左右の目で焦点距離を変える方法や、多焦点設計のレンズを用いる選択肢が挙げられます。

 

しかし、多焦点IPCLはすべての医療機関で実施されているわけではなく、適応やリスクの判断も慎重に行う必要があります。そのため、老眼への対応を目的としたIPCL治療は、医師と十分に相談したうえで検討することが重要です。

IPCLで老眼治療を受けられる方

IPCLは本来、近視や乱視の矯正を目的とした眼内レンズであり、老眼そのものを治療する方法ではありません。ただし、見え方の工夫によって老眼の不便さを軽減できる場合もあるため、適応と禁忌を正しく理解することが重要です。ここでは一般的な考え方として整理します。

【適応】

IPCLは、近視や乱視があり、メガネやコンタクトレンズがわずらしく感じている方に検討される治療です。角膜が薄くレーシックが受けられない方や、「目を削らない治療を選びたい」「将来、元に戻せる治療が安心」と考える方にも向いています。

 

老眼については、IPCLで完全に治るわけではありませんが、左右の目の見え方を工夫することで、日常生活での見づらさが軽くなる場合があります。ただし、老眼そのものを改善する治療ではなく、あくまで近視や乱視の矯正が目的です。治療前には視力や目の形、目の中の広さ、眼圧などを詳しく調べ、安全に受けられるかをしっかり確認します。

【禁忌】

すでに白内障が進んでいる方や、緑内障、網膜の病気がある方は、IPCLを受けられないことがあります。また、「老眼をしっかり治したい」という期待が強い場合も注意が必要です。多焦点タイプのIPCLでは、夜に光がにじんで見えたり、まぶしさを感じたりすることがあり、生活に合わないと感じる方もいます。

 

さらに、医療機関によっては多焦点IPCLを行っていない場合もあり、その際は白内障手術や別の治療法、他の眼科を紹介されることがあります。最終的には、医師の説明を受けたうえで、自分に合う治療かどうかを判断することが大切です。

老眼用IPCLの特徴

老眼に関連して紹介されるIPCLは、眼内にレンズを挿入して近視や乱視を矯正する治療法です。角膜を削らないため、角膜が薄くレーシックが受けられない方でも検討されることがあります。また、必要に応じてレンズを取り出せる点は、将来の視力変化や治療方針の変更を考えるうえで安心材料の一つです。

 

一方で、IPCLは老眼そのものを治す治療ではなく、老眼による見づらさが完全に解消されるわけではありません。見え方には個人差があり、夜間に光がにじんで見える、まぶしさを感じるといった症状が出ることもあります。さらに、老眼対応としてのIPCLは実施していない医療機関も多いため、事前に治療内容や対応の可否を確認することが重要です。

老眼用IPCLのメリット

IPCLは老眼を直接治療する方法ではありませんが、近視や乱視を矯正する選択肢として、老眼世代でも検討されることがあります。特に「角膜を削らない」「将来の選択肢を残せる」という点は、年齢を重ねた目にとって大きな特徴です。ここでは、老眼に関連して語られるIPCLの主なメリットを詳しく解説します。

【レンズのサイズが豊富】

IPCLは、目の大きさや形状に合わせてレンズのサイズや度数を細かく調整できる治療です。目の中のスペースである前房の深さや、角膜のカーブには個人差があるため、適切なサイズ選択は安全性と見え方の安定に大きく関わります。

 

サイズの選択肢が多いことで、レンズが目の中で安定しやすく、術後の違和感やトラブルを抑えることが期待されます。老眼世代では、若い頃とは目の状態が変化していることも多く、こうした個別調整ができる点は重要なメリットといえるでしょう。

【可逆性がある】

IPCLの大きな特徴として、「可逆性」が挙げられます。これは、必要に応じてレンズを取り出せるという性質で、角膜を削るレーシックとは大きく異なる点です。将来、白内障手術が必要になった場合や、老眼の進行によって見え方に変化が出た場合でも、治療方針を見直しやすいという安心感があります。

 

年齢とともに目の状態は変化していくため、長期的な視点で治療を考えたい方にとって、この柔軟性は大きな利点となります。ただし、実際に適応となるかどうかは、事前の検査と医師の判断が不可欠です。

老眼用IPCLのデメリット

IPCLは角膜を削らない視力矯正法として知られていますが、老眼世代が検討する際には、メリットだけでなくデメリットを十分に理解しておくことが重要です。特に費用面や治療の位置づけ、将来的な不確実性については、事前に把握しておく必要があります。

【費用が高額】

IPCLは自由診療にあたるため、健康保険は適用されず、治療費は高額になる傾向があります。術前検査、手術費用、術後の定期検診などを含めると、総額で数十万円以上かかることが一般的です。さらに、老眼を直接治す治療ではないため、「老眼対策としてどこまで満足できるか」は人によって異なります。

 

眼鏡やコンタクトレンズと比較すると初期費用の負担は大きく、将来、白内障手術など別の治療が必要になった場合には、結果的に治療費が重なる可能性もあります。費用と得られる効果のバランスを冷静に考えることが欠かせません。

【歴史が浅い】

IPCLはICLと比べると比較的新しい治療法であり、長期間にわたる臨床データが十分に蓄積されているとはいえません。そのため、老眼世代における長期的な見え方や安全性については、慎重な判断が求められます。老眼は年齢とともに進行するため、治療後に見え方が変化し、追加の視力補正が必要になる可能性もあります。

 

また、医療機関によっては老眼に関連したIPCL治療を実施していない場合もあり、対応できる施設が限られる点もデメリットです。治療を選択する際は、医師から治療の実績や限界について十分な説明を受けたうえで判断することが大切です。

老眼用IPCLとレーシックを比較

IPCLとレーシックは、どちらも近視や乱視の矯正を目的とした治療ですが、治療方法や考え方には大きな違いがあります。特に老眼世代では、「角膜を削る治療に抵抗がある」「将来、白内障手術が必要になった場合はどうなるのか」といった点も重要な判断材料になります。以下の表で主な違いを整理しました。

 

【老眼用IPCLとレーシックの比較表】

比較項目 IPCL レーシック
治療方法 眼内にレンズを挿入して視力を矯正 角膜を削って屈折力を調整
角膜への影響 角膜を削らない 角膜を削る
可逆性 レンズを取り出せる 元に戻せない
角膜が薄い場合 基本的に実施可能 原則不適応
老眼への対応 一部対応できるレンズあり 老眼治療は不可
将来の治療変更 白内障手術などに対応しやすい 治療変更は難しい
費用 自由診療・高額になりやすい 自由診療・IPCLより比較的安価
実施医療機関 限られている 比較的多い

 

老眼用IPCLとICLを比較

IPCLとICLはいずれも、眼内にレンズを挿入して近視や乱視を矯正する治療法です。どちらも角膜を削らず、必要に応じてレンズを取り出せる可逆性がある点は共通しています。また、老眼そのものを治す治療ではない点も同じで、老眼による見えづらさを直接改善する目的で行われるものではありません。

 

一方で、レンズの設計や治療実績、対応している医療機関の数などには違いがあります。老眼世代が治療を検討する際は、これらの違いを理解したうえで選択することが重要です。以下の表では、IPCLとICLの主な相違点のみを整理しました。

 

【老眼用IPCLとICLの比較表】

比較項目 IPCL ICL
レンズの特徴 サイズや度数の選択肢が多い 規格化され実績が豊富
治療の歴史 比較的新しい 長年の治療実績がある
実施医療機関 限られている 比較的多い
医師の判断材料 個別設計を重視 実績データを重視

IPCLで老眼の治療を検討している方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

IPCLで老眼の治療を検討している方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

IPCLや老眼治療について調べる中で、「自分に本当に必要な治療なのか」「将来の白内障手術との関係はどうなるのか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。京都市伏見区のももの木眼科では、老眼を目的としたIPCL治療は基本的に行っておらず、多焦点眼内レンズは白内障手術でのみ使用しています。

 

一方で、白内障手術後に、見え方の調整として追加でIPCLを挿入する方法を検討するケースもあり、患者さま一人ひとりの目の状態やご希望を踏まえた説明を大切にしています。多焦点IPCLをご希望の場合は、対応可能な医療機関をご紹介しています。治療を受けるか迷っている段階でも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。LINEからのご相談・ご予約も受け付けています。

 

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