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【理事長ブログ】白内障を発症する年齢の目安は?手術を受けるべき年齢やタイミングもご紹介

2026.01.30
この記事を監修した人

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医療法人P.I ももの木眼科 理事長。日本眼科学会認定 眼科専門医として、眼科領域における高度な専門性と確かな臨床実績があります。屈折矯正手術、特に ICL・IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術を得意とし、丁寧な適応評価と術後フォローまで一貫した診療を行っています。白内障・緑内障診療にも精通し、大学病院レベルの高度な手術を地域の身近なクリニックで実現できる体制を構築しています。京都府眼科医会理事として地域医療の発展にも尽力し、地域の皆さまが安心して相談できる“目の専門医”として、わかりやすい医療情報の発信に努めています。

【理事長ブログ】白内障を発症する年齢の目安は?手術を受けるべき年齢やタイミングもご紹介

白内障は、加齢によって目の中の水晶体が濁ることで起こる病気です。発症の主な原因は老化で、60歳以上ではほぼ100%の人が白内障になるといわれています。初期は自覚症状が少なく、老眼や疲れ目と混同されることもありますが、進行すると視界のかすみやまぶしさ、物が二重に見えるなど、日常生活に支障をきたします。

 

治療や手術を後回しにすると視力の低下が進み、手術の難易度が上がるなどさまざまなリスクを伴うため、早期の受診と適切な対応が重要です。本記事では、白内障を発症する年齢の目安や手術のタイミング、治療法まで詳しく解説します。

白内障を発症する年齢の目安

白内障は、加齢により目の中の水晶体が濁ることで起こる病気で、誰にでも発症する可能性があります。早い人では40代から現れることもあり、50代以降で増え始め、年齢とともに発症率は次のように上昇します。

・50代:約40〜50%

・60代以上:約70〜90%

・70代:約90〜1000%

紫外線の影響や喫煙、糖尿病、アトピー性皮膚炎、ステロイド薬の長期使用なども発症を早める要因です。白内障は避けられない加齢変化の一つですが、生活習慣の見直しや定期的な眼科検診によって進行を遅らせることができます。

 

白内障手術を受ける年齢の目安

白内障手術は、「何歳になったら受けるべき」といった明確な基準があるわけではありません。しかし、視力の低下や日常生活への影響が大きくなった段階で検討するのが一般的です。ここでは、平均的な手術年齢や、手術の適切な時期について詳しくご説明します。

 

平均年齢

白内障手術を受ける人の平均年齢は70代前半が中心ですが、近年は60代で受ける方も増加しています。これは、早期発見が進んだことや、手術技術の向上により安全性が高まったことが背景にあります。以前は「高齢になってから受けるもの」と考えられていましたが、現在は仕事や車の運転、趣味などの生活を快適に保つために、早めの手術を希望する方が多くなっています。

 

日帰り手術が主流となり、体への負担も少なくなったことで、現役世代でも受けやすい環境が整っています。

 

何歳までに受けるべきか

白内障手術には明確な上限年齢はありませんが、高齢になると心疾患や糖尿病などの全身疾患を併発している場合が多く、手術時のリスクが高まることがあります。そのため、視力の低下や生活への支障を感じた段階で、できるだけ体力や全身状態が安定しているうちに手術を検討することが望ましいでしょう。

 

また、家事や仕事、介護などを行う中で見えづらさを我慢すると、転倒や事故の危険が高まります。安全面や生活の質を考慮し、主治医と相談しながら適切な時期を見極めることが大切です。

 

手術を受けるタイミング

手術の判断基準は「視力の数値」だけではなく、「生活のしづらさ」が目安となります。例えば、メガネをかけてもはっきり見えない、夜間のライトがまぶしくて運転が怖い、新聞やスマホの文字が読みにくいといった状態は、白内障の進行サインです。白内障は自然に治ることはなく、点眼薬で進行を遅らせることはできても、濁った水晶体を元に戻すことはできません。

 

進行が進みすぎると水晶体が硬くなり、超音波で砕いて吸引する際に時間がかかり、炎症が出やすくなるなど、手術の難易度や合併症のリスクが上がることもあります。見えにくさを我慢せず、早期に受診することが安全で確実な治療につながります。

 

白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに置き換えます。レンズには単焦点・多焦点・乱視矯正タイプなどがあり、生活スタイルや希望する見え方に合わせた選択が可能です。

 

京都市伏見区のももの木眼科では、提携の内科クリニックで全身検査を行い、手術に適した状態を確認したうえで日帰り手術を実施しています。見え方の改善はもちろん、安心して快適に過ごせる生活のために、早めの相談・治療をおすすめします。

 

どのような症状の場合、白内障を疑うべきか

白内障は、目の中でレンズの役割を持つ「水晶体」が加齢などの影響で濁ることによって起こる病気です。進行すると視力が低下しますが、初期のうちは軽い見え方の違和感として現れることが多く、老眼や疲れ目と思い込みやすいのが特徴です。

 

白内障の見え方の特徴

白内障では、水晶体が濁ることで光が乱反射し、視界が白っぽくかすんで見えるようになります。代表的な見え方の変化は以下の通りです。

 

・晴れた日に白いもやがかかったように見える

・光がにじんで、まぶしさ(グレア)が強くなる

・夜間のライトがまぶしく、運転しづらくなる

・屋外で太陽光や照明がまぶしく感じる

・色のコントラストが低下し、全体的に黄色っぽく見える

・片目で物が二重・三重に見える

 

 

白内障の主な症状

初期では「少し見えづらい」程度でも、次第に生活に支障を感じるようになります。

 

・視界がかすみ、物の輪郭がぼやけて見える

・メガネやコンタクトを変えても視力が上がらない

・暗い場所や夕方になると特に見えにくい

・ピントが合いにくく、目の疲れや肩こりが増える

・スマートフォンや新聞の文字が読みにくい

・顔が判別しにくく、人の表情がぼやける

・近くの物が以前より見えやすくなり、遠くが見えにくく(近視化)

白内障の初期症状はゆっくり進行するため、自覚しづらいのが特徴です。放置すると手術が必要な段階まで進むこともあるため、40代以降で見え方に違和感を覚えたら早めの眼科受診が大切です。

 

白内障の治療方法

白内障の治療は、進行の程度や生活への支障度に応じて「点眼による治療」と「手術による治療」に分かれます。それぞれに目的と特徴があり、状態に合わせた選択が大切です。

 

点眼による治療

初期段階では、抗酸化成分を含む点眼薬(ピレノキシン、グルタチオンなど)を使用して、濁りの進行を遅らせます。薬の作用で水晶体の酸化やタンパク質変性を抑制し、進行スピードを緩やかにできます。

 

メリットは、痛みや副作用がなく、自宅で簡単に続けられる点です。日常生活に大きな支障がない場合には有効な選択肢となります。

 

一方、デメリットは、濁りを元に戻すことができないことです。視力を回復させる治療ではなく、あくまで進行を抑える対症療法のため、定期的な検査で手術の必要性を見極めることが重要です。

 

また、喫煙や糖尿病、紫外線は進行を早める要因になるため、生活習慣の見直しも併せて行うことが勧められます。

 

手術による治療

視力低下やまぶしさが強く、眼鏡を変えても見えにくいなど、生活に支障が出てきた場合は手術が必要です。白内障手術では、濁った水晶体を超音波で砕いて吸引し、人工の眼内レンズ(IOL)を挿入します。

 

メリットは、視力の回復が期待できる唯一の根本治療であり、色の鮮明さや明るさが改善する点です。日帰り手術が一般的で、体への負担も少なく、手術時間は10分程度です。

 

デメリットとしては、まれに感染や炎症などの合併症リスクがある点や、術後しばらく見え方が安定するまで時間がかかる場合がある点が挙げられます。

 

京都市伏見区のももの木眼科では、提携する内科クリニックで術前に全身検査を行い、安全を確認したうえで日帰り手術を実施しています。患者様一人ひとりに合わせた丁寧な治療を行っています。

 

白内障手術を後回しにするリスク

白内障は加齢によってゆっくり進行する病気のため、「もう少し様子を見よう」と思われる方も少なくありません。しかし、手術のタイミングを逃すと、手術自体の難易度が上がったり、生活の中で転倒や事故の危険が高まったりするなど、思わぬリスクが生じます。

 

手術の難易度が上がる

白内障が進行すると、水晶体の濁りが濃くなり、内部が硬く変化します。手術では超音波で濁った部分を砕いて吸引しますが、硬くなると時間がかかり、角膜への負担が増します。

 

その結果、術後に炎症が長引いたり、眼圧が上がるなどの合併症を起こすリスクが高まります。また、視力が極端に低下すると、術後に十分な視力が回復しにくくなるケースもあります。

 

さらに高齢になるほど心臓病や糖尿病などの全身疾患を併発している方が増えるため、全身状態の影響で手術が延期になる可能性もあります。白内障は進行しても自然に治ることはないため、「見えづらくなってから」よりも「安全に受けられるうちに」手術を行うことが重要です。

 

転倒など怪我の不安がつきまとう

白内障によって視界がかすんだり、まぶしく感じたりすることで、距離感がつかみにくくなります。段差や階段で足を踏み外したり、暗い場所で転倒して骨折するリスクが高まることが報告されています。

 

特に高齢の方では、転倒後の骨折がその後の生活の質を大きく下げる要因となるため注意が必要です。また、視界のにじみや光の乱反射が強くなると、夜間運転時に対向車のライトがまぶしく見え、交通事故につながる危険もあります。

 

白内障は進行してからでも手術は可能ですが、進みすぎると手術時間が長くなり、回復に時間がかかる傾向があります。見え方の違和感を感じた時点で眼科を受診し、適切な時期に安全な手術を受けることが、視力の回復だけでなく生活の安全を守ることにもつながります。

白内障かもしれないと不安な方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

白内障かもしれないと不安な方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

「もしかして白内障かも?」と感じたら、まずは正確な診断のために眼科での検査が大切です。白内障は加齢によって誰にでも起こりうる身近な目の病気ですが、早期の発見と定期的な経過観察により、進行を遅らせたり、生活に支障のない視力を保ったりすることが可能です。

 

京都市伏見区のももの木眼科では、白内障の診断から手術前の詳細な検査まで、患者様一人ひとりの目の状態やライフスタイルに合わせた丁寧な診察を行っています。最新の検査機器と経験豊富な医師が、あなたの目の健康をしっかりサポートいたします。症状や検査に不安がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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