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【理事長ブログ】ICL手術で老眼が早まるって本当?老眼の症状や原因、放置するリスクも

2025.11.27
【理事長ブログ】ICL手術で老眼が早まるって本当?老眼の症状や原因、放置するリスクも

最近人気が高まっている視力回復手術「ICL(眼内コンタクトレンズ)」ですが、「手術をすると老眼が早く進んでしまうのでは?」と心配される方も多いようです。そもそも老眼とは、年齢を重ねることで目の中のレンズ(=水晶体)がかたくなり、近くの文字や細かいものにピントを合わせにくくなる現象です。つまり、誰にでも40歳前後から少しずつ起こる自然な加齢変化です。

 

ICL手術は、この水晶体を取り除かずに眼の中へ小さなレンズを入れて視力を矯正する方法なので、老眼を早める心配はありません。ただし、老眼そのものを防ぐ効果はなく、年齢とともに症状が出てくる可能性はあります。この記事では、ICLと老眼の関係、老眼の仕組みや放置によるリスクについて詳しく解説します。

ICL手術を受けると老眼になるのが早まる?

「ICL手術をすると老眼が早まる」という情報を耳にすることがありますが、これは誤解です。老眼は加齢によって目の中の水晶体が硬くなり、近くにピントを合わせにくくなる現象で、40歳前後から誰にでも起こる自然な変化です。

 

ICL(眼内コンタクトレンズ)は水晶体を残したまま目の中に小さなレンズを入れて視力を矯正する手術であり、水晶体そのものに影響を与えるものではありません。そのため、ICL手術が老眼を早めることはありません。

ではなぜ「老眼が早まる」と誤解されるのでしょうか。主な原因は以下の通りです。

 

・ICLで視力が改善すると近くの見えづらさに気づきやすい

  近視のときは手元が見やすかったが、矯正後は遠方がはっきり見える分、老眼を自覚しやすい。

 

・近視の人は老眼の自覚が遅れやすい

 近視の人はもともとは手元は見えているため、ICLで近視が改善されると、加齢による見えにくさが表面化する。

・レーシックとの混同

 レーシックも老眼を早めるという情報が広まっていますが、同じ理由でレーシックもICLも老眼自体を早めることはありません。

 

・老眼に対する正しい知識が広まっていない  

 老眼は自然な加齢現象で、手術の有無で進行が変わるわけではないことが十分に知られていない。

 

これらの要因が重なり、ICLが老眼を早めるかのように受け取られてしまいます。実際には、ICLが老眼の進行を加速させることはありません。

 

老眼が進行する原因

老眼は年齢を重ねることで誰にでも起こる自然な変化です。若い頃は近くも遠くもスムーズにピントを合わせられますが、40歳前後から「近くがぼやける」「スマホを離さないと文字が読めない」といった症状が出始めます。これは特別な病気ではなく、体の老化現象のひとつとして少しずつ進行していくものです。

生活の中で少しずつ不便を感じるようになるため、「どうして起こるのか」を知っておくことが大切です。主な原因をポイントごとにまとめると次のようになります。

 

【原因】

・水晶体がかたくなる

目の中のレンズ(水晶体)は若いときは柔らかく厚みを変えられるため、近くにも遠くにもピントを合わせられます。しかし年齢とともにかたくなり、近くにピントを合わせにくくなります。

 

・ピントを動かす筋肉が弱る

水晶体を動かす「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉も加齢で力が落ち、焦点を切り替えるのが難しくなります。

 

・暗いところで見づらくなる

瞳の大きさを調整する働き(虹彩)が弱くなると、暗い場所で物が見えにくくなり、老眼の不便さを強く感じます。

 

・生活習慣の影響

スマホやパソコンを長時間使うと近くを見る負担が増え、老眼の症状を早く自覚しやすくなります。

 

このように、老眼の進行は主に「年齢による自然な変化」が原因ですが、生活習慣や体の状態によっても違いが出ます。

 

老眼の具体的な症状

老眼は年齢とともに誰にでも起こる自然な変化で、最初は「なんとなく見えにくい」といった軽い違和感から始まります。40歳前後になるとスマートフォンの文字が読みにくい、夕方に目が疲れるなど、日常生活で少しずつ不便を感じるようになります。放置すると読書や仕事、家事などに影響するため、早めに気づいて対処することが大切です。主な症状は次の通りです。

 

・近くの文字がみえにくくなる

スマホや本の文字、小さな字が読みづらくなり、距離を少し離すと見えやすくなる。

 

・目が疲れやすくなる

近くのものを見る時間が長くなると、目の奥が重く感じたり、疲れを感じやすくなる。

 

・暗い場所で見えづらい

夕方や照明が暗い部屋では、文字がはっきり見えず、読むのに苦労する。

 

・ピントが合うのに時間がかかる

近くから遠くを見るとき、すぐにピントが合わず「ぼやっ」としてしまい、合うまでに時間がかかる。

 

・頭痛や肩こりを感じる

無理に焦点を合わせようとして目に力が入り、首や肩にまで緊張が広がり不快感を覚えることがある。

 

・時間帯によって見え方が変わる

日中は問題なくても、夕方や夜になると急に見えづらく感じることがある。

 

これらの症状は少しずつ進行するため、「最近ちょっと見づらくなってきたかも」と感じたら、老眼の初期かもしれません。適切な対処や検査をすることで、日々のストレスを減らす助けになります。

 

老眼になりやすい人の特徴

老眼は加齢による自然な変化であり、白髪と同じように誰にでも訪れます。多くの人は40歳前後から症状を自覚し、45歳頃には老眼鏡が必要になるのが一般的です。そのため、老眼そのものが「特定の人に早く起こる」わけではありません。ただし、生活習慣や目の状態によって、自覚の早さや進行の感じ方に違いが出ます。

 

代表的な特徴としては以下が挙げられます。

・40歳以上の方

年齢とともに水晶体や毛様体筋の働きが弱まり、老眼は必ず進行します。

 

・遠視の方

近くを見る際に強い調整が必要なため、負担が大きく老眼を早く自覚しやすい。

 

・視力が良い人(正視の方)

裸眼で遠くがよく見えるため、近くの見づらさに敏感で老眼を自覚しやすい。

 

・近視の方

老眼の進み方は同じですが、眼鏡を外せば近くが見えるため、自覚が遅れやすい。

 

・長時間スマホやパソコンを使う方

近距離作業の負担で症状を早めに感じやすい。

・持病がある方

糖尿病や心血管疾患、貧血などは目の機能に影響し、進行が早くなることがある。

 

これらは「老眼になりやすいかどうか」というより「老眼を自覚しやすいかどうか」の傾向といえます。老眼の進行自体は年齢に伴い誰にでも同じように起こりますが、気づき方や困りごとの出方には個人差があります。

 

老眼を放置するリスク

老眼を放置すると、見えにくさだけでなく、生活や健康にさまざまな悪影響が生じます。

 

・目の疲れや頭痛が慢性化する

近くを見ようと無理を続けることで、目や首、肩に負担がかかり、慢性的な疲れや頭痛につながります。

 

・視力の悪化を感じやすくなる

無理なピント調整を続けることで目の機能がさらに衰え、文字や画面を読むのがよりつらくなります。

 

・生活の質(QOL)の低下

読書や裁縫、スマホ操作などがしにくくなり、趣味や仕事の効率や楽しみが損なわれます。

 

・仕事の集中力や生産性の低下

画面を凝視したり文字に顔を近づけたりすることで集中が途切れやすく、作業効率が落ちます。

 

・危険につながる可能性

車の運転中に標識やカーナビが見えにくくなり事故のリスクが高まるほか、足元の段差や障害物が見えにくく転倒の危険も増えます。

 

・他の目の病気の発見が遅れる

老眼の症状は白内障・緑内障・加齢黄斑変性などの初期症状と似ており、老眼だと自己判断して放置すると重篤な病気の発見が遅れ、視力低下や失明につながることもあります。

 

老眼は自然に治ることはなく、適切な対応をとることでこれらのリスクを防げます。早めに眼科を受診し、老眼鏡を取り入れることが大切です。

 

ICL手術は老眼対策になる?

老眼は、水晶体の弾力が失われてピント調節がうまくいかなくなることで起こります。ICL手術は目の中にレンズを入れて近視や乱視、遠視などの屈折異常を矯正する方法であり、水晶体そのものの機能を回復させるわけではありません。そのため、ICLは老眼の根本的な解決にはなりません。

 

しかし、老眼対策に「まったく関係がない」というわけでもありません。たとえば、モノビジョン法といって片目を近く用、もう片目を遠く用に矯正する方法があります。脳が両目の情報を統合することで遠近両方を見やすくできますが、慣れるまでに時間がかかる場合もあります。

 

さらに、多焦点IPCLと呼ばれる新しいタイプのレンズも登場しており、遠方と近方の両方にピントを合わせられるように作成されています。ICLとIPCLは類似製品ではありますが違う会社が作っているものです。老眼用の多焦点IPCLは今のところ国内承認がなく、実績も少ないため検討される場合は慎重に考える必要があります。

 

また、もともと遠視がある人の場合は、IPCLのほうなら遠視を矯正することで視力が改善し、老眼による不便さを相対的に軽減できるケースもあります。

 

結論として、一般的なICL手術は老眼を予防したり治療したりする手段ではありません。ただし、医師とよく相談し、自分の生活に合ったレンズや矯正方法を選ぶことで、老眼世代の見え方の悩みを和らげることは可能です。

 

ICL手術で老眼は治療できる?

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、近視・遠視・乱視といった屈折異常を矯正する有効な方法ですが、老眼そのものを「治療」することはできません。老眼は加齢によって水晶体の弾力が失われ、ピントを調節する力が衰えることで起こる自然な現象であり、近くの物が見えにくくなるのが主な症状です。

 

一方でICLは、角膜と水晶体の間に特殊なレンズを挿入し、光の屈折を調整して網膜に正確な像を結ばせる手術です。つまり「目の度数を調整する」ことが目的であり、水晶体自体の柔軟性やピント調節機能を回復させるものではありません。そのため、ICLによって視力が改善しても、老眼の進行を止めることや根本的に治すことはできません。

 

ただし、老眼に対して全く無関係というわけではありません。片目を遠方、もう片目を近方に矯正する「モノビジョン法」を応用すれば、遠近両方をある程度見やすくすることができます。また、老眼治療と白内障を同時に解決できる「多焦点眼内レンズ」という選択肢もあり、年齢が50歳を超えていれば検討されることがあります。

 

結論として、ICLは老眼を直接治療する方法ではありませんが、矯正の工夫や他のレンズ治療と組み合わせることで、老眼世代の見え方をサポートする可能性があります。手術を検討する際は、自分の目の状態やライフスタイルに合わせて、専門医と十分に相談することが大切です。

ICL手術を検討されている方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICL手術を検討されている方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICL手術は視力回復の大きな選択肢ですが、「老眼との関係は?」「本当に自分に合っているの?」といった不安を抱かれる方も少なくありません。ICL手術は、レンズ製造元のスターサージカル社が定める講習を修了し、承認を受けた医師のみが行えます。

 

ももの木眼科では、この要件を満たし、同社から正式に承認された医師が一人ひとりの目の状態やライフスタイルに合わせた最適な治療をご提案しています。さらに、ご自宅から気軽に利用できる「ICLーWEB説明会」も実施中です。スマートフォンやパソコンからご参加いただけるため、忙しい方や遠方の方でも安心です。

 

ICL手術に興味がある方は、ぜひ京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください。LINEからのお問い合わせも受け付けております。

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