
「ICL手術を受けたいけれど、手術後いつからお風呂に入れるの?」「お風呂で気を付けることって何かある?」ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討されている方で、このような疑問や不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ICL手術は日帰りで、術後の生活制限も比較的少ないのが特徴です。しかし、手術である以上、術後の過ごし方には注意が必要です。この記事では、ICL手術後のお風呂について、シャワーや入浴、サウナに入れるタイミングや注意点など、安全・安心のために患者様にお願いしておきたいことをご紹介します。ICL手術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ICLの手術後はいつからお風呂に入れる?
ICL手術後は、目を清潔に保ち、感染症のリスクを避けることが非常に重要です。そのため、入浴や洗顔・洗髪には段階的な制限を設けています。
まず、手術当日から術後2日目までは入浴ができません。これは、術後の目に負担をかけず、感染症のリスクを最小限に抑えるためです。ただし、目に水が入らないように十分注意すれば、首から下のシャワーは手術当日から可能です。
また、手術当日は洗顔や洗髪も完全に控えてください。術後翌日から2日目までは、顔は目の周りを避けて清潔な濡れタオルで優しく拭く程度に留めましょう。洗髪に関しては、美容院で仰向けで洗ってもらう場合は水が入らないようにできるため利用可能です。
そして、術後3日目からは入浴・洗顔・洗髪ともに制限はほとんどなくなります。普段通りのバスタイムを安心してお楽しみください。ただし、公衆浴場・温泉・プールなどは一般的な家庭の浴室よりも雑菌が繁殖しやすい環境であるため、術後1カ月程度は控えるようにしてください。
術後の回復には個人差があります。必ず医師の指示に従い、無理のないペースで日常生活へ戻すことが大切です。
| 手術当日 | 術後翌日 | 術後2日目 | 術後3日目 | |
| 入浴 | 首からのシャワー可 | 首からのシャワー可 | 首からのシャワー可 | ◯ |
| 洗顔 | × | 顔の周りを拭く程度 | 顔の周りを拭く程度 | ◯ |
| 洗髪 | × | 美容院なら可 | 美容院なら可 | ◯ |
ICL手術後のお風呂で気をつけること
入浴や洗顔、洗髪など「水が関わる行為」は傷口から汚れや細菌が目に入る可能性があるため、段階的な制限と細やかな注意が必要となります。ここでは、シャワー・入浴・サウナ・洗顔・洗髪に分けて注意点を解説します。
シャワー
手術当日は目の保護が最優先となります。全身の入浴は出来ませんが、首から下のシャワーであれば可能です。この際、顔を上に向けるなどして目に水がかからないように十分注意してください。
特に、目に水が入ると傷口から細菌が入り炎症や感染症のリスクが高まります。さらに安全性を高めるために、保護メガネやゴーグルを着用すると安心です。
術後3日目からは、普段通り顔や髪にもシャワーをかけられるようになりますが、強い水圧を避け、目に直接的な刺激を与えないように優しく洗い流すことが大切です。温度も熱すぎず、ぬるま湯程度が目に負担をかけにくいでしょう。
入浴
湯船に浸かる入浴は、手術後3日目から可能となります。入浴自体はリラックス効果や血行促進に効果的ですが、術後のデリケートな目にとっては注意が必要です。湯気や蒸気による眼の充血、浴槽内の雑菌による感染症などが起こりやすいためです。術後しばらくは潜水や顔をお湯に浸けることは避けるようにしてください。
また、長時間の入浴によって体が温まりすぎると、炎症を悪化させる可能性もあります。入浴するときは清潔な浴槽であることを確認し、最初の1週間は短時間で切り上げましょう。入浴後は、清潔で柔らかいタオルで顔や体を拭き、目をゴシゴシ擦らず、優しく水分を拭き取ることが大切です。
同じ入浴でも銭湯や温泉施設などは不特定多数の人が利用するため、清潔さの確保が難しく、感染のリスクが高まります。これらは術後1か月程度経ってから、利用するようにしてください。
サウナ
サウナや岩盤浴は高温多湿な環境であり、汗や水滴が目に入りやすい上に、雑菌が繁殖しやすい場所です。このような環境は、術後の目に大きな負担をかける可能性があります。また、大量の汗をかくことで無意識に目をこすったり、目に触れてしまったりするリスクも高まります。
そのため、術後1か月程度は控えてください。体調に異変を感じたらすぐに中止し、長時間の利用は避けるようにしましょう。
洗顔
手術当日は洗顔できません。術後3日目から可能になりますが、それまでは濡れたタオルで優しく顔を拭く程度にとどめてください。洗顔を再開する際も、石けんや洗顔料が目に入らないように注意が必要です。刺激の強いスクラブやクレンジングはしばらく避け、泡で包み込むように優しく洗い、十分に洗い流すようにしましょう。
洗髪
洗髪は洗顔と同様に、手術当日は不可で、術後3日目から可能になります。それまでの期間にどうしても洗髪したい場合は、美容室をご利用いただくのがおすすめです。美容室のシャンプー台では、上向きで洗髪できるため、水やシャンプーが目に入るリスクを大幅に軽減できます。
また、ドライシャンプー(スプレータイプや泡タイプ)を活用する選択肢もあります。ドライシャンプーは水を使わないため、目に水滴が入る心配がなく、頭皮のべたつきやにおいを軽減できます。ご自宅での洗髪再開後も、シャンプーやリンスが目に流れ込まないように注意し、できるだけ早めに洗い流すようにしてください。
普段の生活に欠かせないお風呂ですが、ICL手術後は特に注意が必要です。医師の指示をしっかり守り、快適な回復期間を過ごしましょう。
その他、ICL手術後に関するよくある質問
ICL手術は比較的安全で、日常生活への復帰も早いとされていますが、患者様からは術後の生活に関して多くの質問をいただきます。ここでは、患者様からよくいただく質問にお答えし、不安を解消していただけるよう解説します。
保護メガネはいつまで付ける必要がありますか
手術当日から1週間程度は継続して保護メガネを着用してください。手術ではレンズや器具を目の中に挿入する必要があるため、目の表面に小さな傷口を作っています。この切開部はとてもデリケートで、完全に治癒するまでには時間がかかります。目をこすったり、ほこりや乾燥、衝撃から目を守るためにも必ず着用してください。
就寝中も無意識に目を触ってしまうことがありますので、着用すると安心です。保護メガネは定期的に清掃し、清潔を保ちましょう。
化粧はいつからできますか
アイメイクは、少なくとも1週間程度控える必要があります。マスカラやアイラインなどのアイメイクは、目元に触れる機会が多く、粉や液が眼内に入ると炎症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。目の周り以外の口紅やリップに関しては手術翌日以降、問題ありません。
運動はいつからできますか
グランドゴルフ、ウォーキング、ジムなどの軽い運動は術後3日目から可能です。ジョギングや球技など、目に衝撃が加わる可能性のある激しい運動は1週間程度控えましょう。山登りは険しい登山でなければ術後1週間で問題ありません。なお、感染のリスクが高いプールやダイビングは、1か月程度控えるようにしてください。無理をせず、医師の経過観察を受けながら段階的に再開してください。
デスクワークで気をつけることはありますか
術後1〜2日は近くを見るときに痛みがでることがあります。長時間モニターを見続けることは目に負担をかけるため、いつもより意識をして適度な休憩をとりましょう。1時間に1回程度、5分〜10分の休憩を挟み、遠くを眺めたり、目を閉じたりして目を休ませることが大切です。
また、モニターの明るさを目に優しい設定に調整し、ブルーライトカット機能を利用するのも効果的です。正しい姿勢で作業し、モニターと目の距離を適切に保ちましょう。
視力はどれくらいで安定しますか
手術直後から視力の改善を実感できる方もいらっしゃいますが、手術当日は瞳孔が開いていることと、消毒薬で目の表面が少し荒れていますので通常は0.2〜0.3くらいまでしか見えません。翌日には1.0以上見えることが多いですが、完全に安定するまでには数週間〜1か月ほどかかる場合があります。
また、近くを見るときにしばらく痛みを感じる場合がありますが、手術翌日にはほとんどの場合落ち着きます。40才前後以上の場合は近くの見え方に慣れるのに1か月程度かかる場合があります。ICLレンズが安定する過程で見え方が日ごとに変わることもあり、焦らず経過を見守ることが大切です。
手術の翌日、それから1週間、1か月、3か月と続く定期検診で視力・目の状態を確認します。経過次第では医師から異なる通院スケジュールの指示をする場合もありますが、何か心配ごとがあれば、どんなことでもお気軽に医師にご相談ください。
ICL手術を検討されている方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICL手術は、高度な専門知識と経験をもつ眼科医によって行われることで、安全性と満足度が大きく高まります。ももの木眼科では、徹底した衛生管理・安全管理を行っていますが、術後は患者様ご自身でも、感染症やトラブルが起きないように気を付けていただく必要があります。ICL手術を受ける場合には、今回ご紹介したポイントを参考に、術後の過ごし方を厳守し、感染症を徹底的に予防しましょう。
当院では、忙しい方や遠方の方でも安心してご検討いただけるよう、ご自宅から参加できる「ICLーWEB説明会」を実施しています。スマートフォンやパソコンから気軽にご利用いただけるため、まずは情報収集から始めたい方に最適です。ICL手術にご興味がある方は、ぜひ京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください。LINEからのお問い合わせも受け付けております。







