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【理事長ブログ】ICL後に網膜剥離になったら手術できる?眼科医が徹底解説します

2025.10.09
【理事長ブログ】ICL後に網膜剥離になったら手術できる?眼科医が徹底解説します

本記事では、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術後に網膜剥離を発症した場合の対応について、眼科専門医の立場から解説します。ICLは角膜を削らずに視力を矯正できるメリットがありますが、術後の目の健康に不安を抱く方も少なくありません。特に近視が強い方は網膜剥離のリスクが高く、「もし手術後に網膜剥離になったら治療はできるのか?」という疑問を持つことがあります。

 

本記事では、ICLと網膜剥離の関係、発症時の手術方法、レンズの取り外しや再装着の可否、予防や早期発見のポイントまで詳しくご紹介します。安心してICL手術を検討できるよう、必要な情報を整理してお伝えします。

ICL後に網膜剥離になったら手術はできる?

ICL後に網膜剥離になっても手術は可能です。ICLは黒目の奥、水晶体の前に固定されているため、眼の奥にある網膜への手術に大きな支障をきたしません。そのため、ICLを取り出さなくても網膜剥離の治療は行えます。また、ICLは必要に応じて取り外すことができる治療法でもあるため、状況に応じた対応が可能です。

 

一方で、50歳以上で網膜剥離の手術を行う場合には、白内障手術を同時に行うことが多く、その際にはICLを取り出す必要があります。これは加齢に伴う水晶体の変化に配慮し、より適切な治療を行うためです。

 

特に強度近視の方はもともと網膜が薄く、ICLの有無にかかわらず網膜剥離のリスクが高いとされています。手術後しばらくしてから、視界にカーテンのような影がかかる、光が走る、黒い点が急に増えるなどの症状が出た場合は、放置せずすぐに眼科を受診してください。

 

当院では、術後の見え方の変化や違和感に対して眼底を詳しく調べ、必要に応じて専門施設と連携しながら早期対応に努めています。少しでも異常を感じたら、遠慮なくご相談ください。

ICL後に緑内障・白内障の手術はできる?

ICLの手術を受けたあとに、手術とは関係なく加齢などの原因によって白内障や緑内障といった病気を発症することがありますが、ICLが入っていても手術は可能です。白内障の場合は、まずICLレンズを取り出し、その後にごった水晶体を、人工レンズに入れ替える手術を行います。このとき使う人工レンズには度が入っているので、ICLを取り出したからと言って近視に戻ってしまうということはありません。

 

緑内障では、目薬やレーザー治療、進行していれば手術が必要になることもあります。緑内障手術をする場合は、あわせて白内障手術を行うことがほとんどなので、その場合は、同様にICLを取り出すことになります。

白内障手術を同時に行わない場合は、ICLはそのまま置いたまま手術をすることができます。

 

ももの木眼科では、白内障・緑内障の手術にも対応しており、患者様の状態に合わせて丁寧にご案内いたします。ただし、緑内障手術の内容によっては、提携している医療機関へご紹介する場合もあります。

ICLのメリット・デメリット

ICLの大きな魅力として角膜を削らずに視力を矯正する手術ができるため、選択される方が多くなってきています。当院でも多くの患者様からご相談いただいております。

 

当院では無料説明会・術前検査から術後フォローまで丁寧に対応しており、安心してご検討いただける体制を整えています。ここでは、ICLのメリットとデメリットをわかりやすくご紹介します。

 

【メリット】

高い視力の質

角膜を削らないため、コントラスト感度といわれる色のクッキリとした見え方が保たれますので、クリアで自然な見え方が得られます。

強度近視や角膜が薄い方にも対応

強度近視や角膜が薄い場合はレーシックができません。しかしICLならどちらの場合も対応ができます。

日々のメンテナンス不要

レンズを眼内に挿入するため、術後1ヶ月までの目薬が終了したら、日常のお手入れが必要ありません。

術後の視力が安定しやすい

角膜の形状を変えないため、長期的に視力が安定する傾向があります。

可逆性

万が一の場合にはレンズを取り出し、元の状態に戻すことが可能です。

網膜剥離・白内障・緑内障への対応

網膜剥離等が発生しても、必要時はレンズを取り除いて手術を受けることができます。

【デメリット】

感染症のリスク

眼内手術のため、感染症のリスクが存在します。ただし、手術室の清潔環境や手術後の適切なケアによりリスクは最小限に抑えられます。

ハロー・グレア

術後に「ハロー」や「グレア」といった光の輪っかや、にじみのようなものが見えるようになります。夜間運転が多い方は注意が必要です。多くの方は慣れてくると気にならなくなります。

費用が高額

自由診療のため、両眼で約60〜70万円前後かかります。※医療費控除対象です。

 

ICL手術後の生活で守るべき点があり、特に感染症予防のためにしっかりとお守りいただく必要があります。

ICLが向いている方・向いていない方

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削らずに視力を矯正できる手術で、強度近視の方を中心に高い効果が期待されています。ただし、すべての方に適応するわけではありません。ここでは、ICLが向いている方・向いていない方の特徴をわかりやすくご紹介します。

 

【向いている方】

21〜45歳の方

ICLは視力が安定した成人を対象としています。21歳未満では視力が変動しやすく、45歳を超えると老眼が出てくることと、加齢による白内障の発症が近くなってくるため慎重に検討する必要があります。

強度近視・乱視の方

レーシックでは対応が難しい強い近視や乱視も、ICLなら矯正可能なケースが多く、裸眼での快適な見え方が得られる可能性があります。

ライフスタイルを重視する方

スポーツやアウトドアを楽しむ方、眼鏡やコンタクトの不便さから解放されたい方にとっては大きなメリットがあります。

角膜が薄い・ドライアイがある方

レーシック不適応とされる条件でも、ICLなら手術が可能な場合があります。

【向いていない方】

年齢が適応外の方

21歳未満は視力が安定しておらず、45歳以上で老眼・白内障が進行している場合は注意が必要です。

眼の病気がある方

白内障、緑内障、網膜疾患などがあると手術リスクが高く、ICLは適応外となることがあります。

老眼が強い方

ICLは近視や乱視を矯正する手術であり、老眼への効果はありません。

視覚の違和感に敏感な方

術後に「ハロー」や「グレア」といった光のにじみを感じることがあり、夜間運転が多い方は注意が必要です。

手術リスクを受け入れにくい方

ICLは眼内にレンズを入れる外科手術であり、リスクをしっかり理解したうえで受けることが大切です。

手術に強い不安がある方

どうしても手術が怖い方は、眼鏡やコンタクトでの生活も選択肢の一つです。なお、当院では目薬による麻酔と笑気麻酔による対応をしておりますので不安の方は一度ご相談ください。

ICL手術後に起こりうる合併症

1.眼内炎    

【内容】眼内感染で失明リスクあり。

【原因】術創部から細菌侵入。

【発生率】0.0167%と極めて低いです。 

    

 2.ハロー・グレア現象

【内容】光のにじみを感じることがあり、光の輪っかが見える。

【原因】レンズの端や中央の穴を光が通るため。

【発生率】ほぼ全例にみられますが、時間が経過により慣れて気にならなくなることが多いです。

 

3.眼圧上昇

【内容】術後一過性に眼圧が高まる。

【原因】粘弾性物質の残存や炎症。

【発生率】数%程度で、目の痛みや圧迫感が起きますが、一時的なもので長期的な影響はありません。

 

4.過矯正

【内容】遠視傾向で眼精疲労や頭痛。

【原因】強すぎるレンズ度数選択。

【発生率】1%以下ですが術前に正しい度数を選択していればまず心配はいりません。

 

5.レンズ不適合

【内容】サイズ不一致で眼圧異常や見えにくさ。

【原因】サイズ予測誤差。

【発生率】最新の前眼部OCTのCASIA2による検査を行えばほとんど起きることはないといわれています。 

ICL手術の流れ

1.WEB問診・説明会

まずホームページからWEB説明会のご予約をしていただきます。

予約した時間に説明会を受けていただきます。30分程度の説明会となります。

 

2.適応検査

ICLについての詳細な説明と、手術適用可能性の検査を行います。この検査には、目の健康状態と最適な度数のレンズを決めるための一連の検査が含まれます。

 

3.カウンセリング・説明

適応検査の結果を基に、個別の状況に合わせたカウンセリング、説明を行います。手術に関する疑問や不安に対して、親身になってICL認定医がしっかりとお答えします。わからないことやご不安なことはどんなことでもお気軽にお尋ねください。

 

4.手術

手術の所要時間は片眼あたり5分程度です。局所麻酔後、角膜を切開し、ICLレンズを挿入し、虹彩と水晶体の間に固定します。術後は縫合なしで自然に治癒します。

 

5.術後検診

術後は翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の間隔で検診を受けていただく必要があります。その後は、術後の経過によって受診のタイミングが変わります。

手術の翌日以外は、受診日はある程度幅を持って決めていただくことができます。

ICL手術にかかる費用

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は自由診療で、保険適用外ですが医療費控除の対象です。当院では、追加料金の発生しない明確でわかりやすい料金設定を行っています。

 

乱視なしの場合

片眼:税込33万円 両眼:税込66万円

 

乱視ありの場合

片眼:税込35万3000円 両眼:税込70万6000円

 

追加費用は基本的に無し

検査料・手術料・レンズ代・術後1年間の検診すべて込みです。また乱視レンズの軸ズレによる修正もこちらに含まれます。ただし、レンズの入れ替えだけはレンズを新しく発注するため、レンズ代が別途発生します。

当院では、患者様がわかりやすいように上記のシンプルな料金設定にしています。

 

レンズは一人ひとりの目に合わせてオーダーメイドで作成されるため、発注後のキャンセルや返金はできません。お支払い方法は、WEB決済、銀行振込、医療ローンなど、さまざまな手段をご用意しています。費用は決して安くはありませんが、長期的に眼鏡やコンタクトから解放される価値を重視して選ばれる方が多いのが特徴です。

安全性の高いICL手術を検討されている方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

安全性の高いICL手術を検討されている方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICL手術に興味はあるけれど「本当に自分に合うのか不安」「手術が怖い」と感じている方もいらっしゃると思います。

 

ICL手術は、ICLレンズの製造元であるスターサージカル社が定める講習やトレーニングを修了し、適正な技術と知識を持つ医師のみが行うことが認められています。ももの木眼科では、この技術的要件を満たし、同社から正式に承認された医師が、治療計画から手術を担当します。

 

ももの木眼科では、患者さま一人ひとりに合わせた治療法をご提案します。その際、治療の費用やリスクについてもご説明し、十分にご納得いただいた上でご判断いただけるよう心がけています。

 

安全性の高いICL手術をご検討中の方は、ぜひ京都市伏見区のももの木眼科までお気軽にご相談ください。LINEからのご予約・お問い合わせも可能です。

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