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【理事長ブログ】ICLができない人の特徴10選!向いている人・向いていない人も

2025.05.09
【理事長ブログ】ICLができない人の特徴10選!向いている人・向いていない人も

「ICL手術を受けてみたいけれど、できない人の条件ってあるのでしょうか?」という質問を受けることがよくあります。ICL手術は、高い視力回復効果と安全性から注目されている視力矯正法ですが、誰もが受けられる手術ではなく、一定の適応条件があります。

 

例えば、年齢や視力の安定性、目の構造、既往歴などによっては、ICLが不向きと判断される場合もあります。一方で、条件にさえ合えば、強度近視や乱視、レーシックが受けられない方でも手術が可能になるケースもあります。

 



本記事では、ICLができない人の具体的な特徴10選をはじめ、ICLに向いている人・向いていない人の傾向、不安なときの判断材料などを分かりやすく解説しています。ICLが本当に自分に合うのか、まずは正しい情報を知るところから始めてみましょう。

ICLができない人

ICL手術は、強度近視や乱視に有効で、角膜を削らないというメリットがある安全性の高い視力矯正手術です。しかし、すべての人に適応するわけではありません。以下に、ICLが受けられない場合について解説させていただきます。

1. 18歳未満の方

ICL手術の適応年齢は、原則18歳以上とされています。これは、成長期にある若年者では近視の進行が止まっていない可能性が高いためです。手術後に近視が進んでしまうと、ICLレンズの再手術(入れ替え)が必要になる可能性があり、身体的にも経済的にも負担が大きくなってしまいます。多くの施設では、より安全を期して多くの施設では21歳以上を推奨しており、近視の進行が見られる若年層は慎重な判断が必要です。

 

2. 妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中はホルモンバランスの影響により、視力や屈折値が一時的に変動することがあります。そのため、術後の視力が安定しない可能性があります。また、手術中や術後に使用する点眼薬が胎児や乳児に与える影響を否定することはできません。このような理由から、ICL手術は妊娠・授乳期間中の実施は避け、落ち着いた時期に行うことが推奨されます。

3. 術前1年以内の視力や屈折値の変化が不安定な方

ICL手術では、レンズの度数を正確に合わせる必要があるため、近視の進行が安定していることが前提条件となります。術前1年間で視力や屈折値に変動が見られる場合、手術後に見え方が変化し、視力低下やレンズの入れ替えが必要になることがあります。したがって、近視の進行が大きく進んでいないほうが望ましいです。

4. 目の病気を抱えている方

ICL手術は、健康な眼球構造が前提となる手術です。たとえば、緑内障や白内障、円錐角膜などの角膜の病気があると、ICL手術をしても、十分な視力改善が得られないことがあります。軽症のケースでは例外もありますが、基本的には目に疾患がある場合、ICLは不適応となります。

5. 傷の治りに影響する疾患を抱えている方

ICLは目の中にレンズを挿入する外科手術であり、術後の傷の治癒が非常に重要です。糖尿病や膠原病など免疫機能が低下する疾患がある場合、感染症のリスクが高まります。また重症のアトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能が弱く、術後の傷がなかなか塞がらず、そこから感染を起こす可能性があるため、手術は慎重に考える必要があります。

6. 前房深度(角膜と水晶体の距離)が2.8mm未満の方

ICLレンズは目の前の部分である前房の部分に挿入されます。この部分のスペースが狭すぎる(2.8mm未満)場合、ICLが正しく収まらず、眼圧上昇や水晶体への圧迫などの合併症を引き起こす可能性があります。前房深度は前眼部OCTという精密機器で測定します。

7. ジオプターが3D未満の近視の方

ICLは特に中度〜強度の近視に適した手術であり、軽度近視(-3.0D未満)に対しては、そもそも日本で承認されたICLレンズが存在しません。また、軽度近視はメガネやコンタクトレンズ、レーシックなど他の手段で矯正が可能なため、ICLを選択する意義が少なくなります。

8. 乱視が4.5Dを超える方

ICLは乱視用ICLを使用することで乱視を矯正することができます。その対応範囲はかなり広いですが、それでも4.5Dまでとされています。これ以上の乱視がある場合、乱視用ICLでも乱視の矯正をしきれません。とはいえ4.5D以上の乱視がある方というのは非常に少ないため、あまり心配する必要はありません。

9. 角膜の形状が特殊な方

ICL手術は角膜を削らないとはいえ、術前の検査では角膜形状も重要な評価対象です。例えば、円錐角膜など角膜が異常な形状をしている場合、術後に十分な視力が出ない場合があります。

10. 目を打撲するリスクが非常に高い方

ICLレンズは、基本的には安定して固定されますが、激しい衝撃が加わるとレンズの位置がズレる可能性があります。特に乱視用ICLは正確な角度に固定される必要があり、レンズが回転すると視力が低下してしまいます。そのため、ボクシングやラグビーなど、目に直接強い衝撃が加わるリスクが高い職業・スポーツをしている方は不適応となる場合があります。

ICLが向いている人・向いていない人

ICLは近視で悩む多くの方に適応となる手術ですが、向いている人、向いていない人がいます。どういった場合にICLが向いていて、どういった場合に向いていないかについて解説します。

 

ICLが向いている人

1. 年齢

ICL手術の適応年齢は一般的に21歳〜45歳程度とされています。20歳未満では視力が安定していない場合が多く、45歳を超えると老眼や白内障など他の眼の問題が出てきます。

2. 強度近視、乱視

強度の近視や乱視に悩んでいる方には、ICLは非常に有効です。レーシックでは対応できないような強い度数でも、ICLであれば矯正が可能なケースが多く、視力の回復を期待できます。

3. ライフスタイル

スポーツやアウトドア活動を頻繁に行う人、長時間コンタクトレンズを装着して不快感を感じている人、眼鏡の見た目や不便さが気になる人はICLは向いています。手術後は裸眼で快適に過ごせます。

4. 目の健康状態

角膜が薄い人や、ドライアイの人はレーシックに不向きとされますが、ICLであれば問題ないケースもあります。ただし、眼内にレンズを挿入する手術であるため、緑内障や白内障の兆候がある場合は適応外となることがあります。

ICLが向いていない人

1. 年齢が適応外の人

ICLの適応年齢は21〜45歳程度。21歳未満は視力が安定せず、45歳を超えると老眼や白内障のリスクが高くなるため、手術は慎重に考える必要があります。

2. 目の病気がある人

白内障や緑内障などの眼疾患がある方は、眼内手術にリスクがあるため、ICLは適応外となることがあります。

3. 老眼が強い人

ICLは近視や乱視を矯正できますが、老眼には効果がありません。40代後半以降の方は、老眼鏡が必要になる可能性があります。

4. 視覚の違和感に敏感な人

術後に「グレア(光のにじみ)」や「ハロー(光の輪)」を感じることがあります。夜間運転が多い人は注意が必要です。

5. ICLのリスクが許容できない人

ICL手術は永久的な視力矯正です。メリットだけでなく、リスクを理解した上で手術をうける必要があります。

6. 手術に強い恐怖を感じる人

どうしても眼の手術が怖いという人は、無理に受けず、眼鏡やコンタクトでの生活を見直すことも一つの選択です。笑気麻酔という気分を楽にする吸入麻酔を使用できる施設もあるので、そういった対応をしてくれる施設で手術を受けるのもよいでしょう。

ICLはやめたほうが良い?

ご自身で情報を調べる中で「ICLはやめたほうが良いのかな…」と迷われる方は多いです。ICLは眼の中にレンズを挿入する手術であり、視力を大きく改善できる一方で、手術には不安や疑問がつきものです。大切なのは「自分の目の状態に本当に合っているか」をきちんと理解することです。年齢、目の病気の有無、視力の安定性、ライフスタイルなどによって、ICLをやったほうがいいかどうかは変わってきます。

 

まずは信頼できる眼科で精密検査を受け、ICL認定医から説明を受けることが第一歩です。また、ICLは取り外し可能なレンズで、角膜を削らないという点で将来の選択肢を残せる安全性の高い治療でもあります。不安な点はしっかりと医師に相談するのがよいでしょう。

ICLができるか知りたい方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICLができるか知りたい方は、京都市伏見区のももの木眼科にご相談ください

ICL手術は、幅広い方に適応可能な非常に優れた近視矯正手術として注目されています。しかし、手術の成功には、術前の精密な適応検査が極めて重要です。年齢や視力の安定性はもちろんのこと、眼球の構造や既存の目の病気の有無、さらに日常生活の環境や職業など、さまざまな要素が手術の適応に大きく関わってきます。

 

そのため、自分がICL手術を受けられるかどうかを知りたい方は、一度、京都市伏見区にある「ももの木眼科」までお気軽にご相談ください。当院では、患者さん一人ひとりの目の状態やライフスタイルに寄り添いながら、わかりやすく丁寧にご説明し、最適な治療方針をご提案いたします。

 

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