京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装用して近視や乱視を矯正するオルソケラトロジー治療は、手術の必要がなく日中の裸眼生活を可能にするため、長期的な視力維持方法として注目されています。しかしオルソケラトロジー治療を始める際、多くの患者様が疑問に思うのが「この治療をいつまで続けるべきか」という点です。では、具体的にオルソケラトロジー治療はいつまで続けるのが理想なのでしょうか。ここではこの疑問にお答えしたいと思います。
オルソケラトロジー治療とは

オルソケラトロジー治療は、特殊なハードコンタクトレンズを使い、就寝時に装用することで角膜の形を矯正し、日中は裸眼でも良好な視力を維持するという治療法です。手術を伴わないため、比較的リスクが少ないとされています。この矯正効果は一時的であり、治療をやめると2週間から1ヶ月程度で元の視力に戻ります。
オルソケラトロジーの治療期間
オルソケラトロジー治療は、基本的には長期間にわたって続けることが推奨されています。子どもの場合、思春期が終わるまでの長期継続によって、近視の進行を抑制する効果が期待できるとされています。一方、大人の場合は近視の進行抑制効果はありませんが、日中の裸眼生活を継続したいなら、就寝時のレンズ装用を続けることが必要です。
子どもの場合のオルソケラトロジー治療
子供の場合、近視の抑制に対するオルソケラトロジーの効果は特に顕著です。成長と共に目の変化が穏やかになる思春期以降まで継続することが推奨されています。しかしながら、もし近視が進行しレンズの適応度数を超えてしまうと、治療は中止せざるを得なくなります。このため、早い段階での治療開始が、後に大きな効果をもたらすことが期待されます。
大人の場合のオルソケラトロジー治療
大人になると、近視の進行を抑制する効果は望めなくなりますが、毎晩のレンズ装用を継続することで日中の視力を保つことは可能です。ですが、レンズケアを長期に渡って行うことに負担を感じる方は、レーシックやICLといった他の視力回復手術を検討するのも一つの選択肢です。
オルソケラトロジー治療を継続するのか、しないのか
治療を継続するか否かは、患者様の生活スタイルや目標とする視力の維持期間によって異なります。治療効果は継続的なレンズ装用に依存するため、一度始めたらできるだけ続けることが望ましいです。治療を停止すると、視力は徐々に戻り始めますので、その点を念頭に置いて治療を続けるかを決める必要があります。
オルソケラトロジー治療をいつまで続けるのか、自己判断せずに眼科専門医までご相談を

オルソケラトロジー治療は毎晩のレンズ装用を必要とする継続的な治療です。子どもの場合は近視の進行を抑制し、大人の場合は日中の裸眼生活を維持する目的で使用されます。治療をいつまで続けるかは、患者様の目標や生活スタイルによって異なりますので、目的に応じて眼科専門医と相談の上で決定するのが最適です。ももの木眼科では経験豊富な専門医が、しっかりとサポートさせていただきますので、ご質問や疑問点がございましたらどうぞお気軽に当院までお問い合わせください。