京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。視力に左右差が生じると、日常生活に様々な影響を及ぼすことがあります。ある目はしっかりと見えるのに、もう一方が見えにくいと感じたことはありませんか?このような視力の左右差は、どの程度が許容範囲なのでしょうか?そして、どのように矯正すべきかを探るため、まずは症状とその原因を理解し、適切な治療方法についてご紹介します。
視力の左右差の許容範囲

左右で屈折値に2ディオプトリー(D)以上の差があると、不快な視覚体験や身体的な不調に繋がりうると言われています。この状態を眼科では「不同視」と呼び、慎重な矯正が必要です。自分で視力に左右差があるかどうかを判断するのは難しいため、疑問や見え方に違和感を感じたら眼科での検査を受けましょう。
視力の左右差が引き起こす全身症状
視力の左右差がある場合、次のような全身症状が現れることがあります。
・ものが二重に見える
・めまいや頭痛、吐き気、肩こりなどの体調不良
・距離感のつかみにくさ
・目の疲れやすさ
視力の左右差が起こる原因
視力に左右差が生じる主な原因には以下が考えられます。
・目の大きさや形状に左右差がある
・片方の目に眼疾患や弱視が存在する
・片目のみ手術を受けた後の影響
視力の左右差を放置するリスク
左右差がある状態を放置すると、その差が広がるリスクがあります。特に子どもでは、放置すると弱視を発症する可能性がありますので、早期の受診と適切な治療が重要です。
視力の左右差の治療方法
視力に左右差がある場合の治療法には、眼鏡、コンタクトレンズ、レーシック、ICL、オルソケラトロジーなどがあります。矯正方法は、左右差の度合い、症状、生活スタイル、患者様のニーズによって異なります。そのため、治療は眼科専門医の指導のもとで慎重に選択されるべきと言えます。
眼鏡
度数の差によって見える像の大きさに差が生じるため、完全に矯正することができない場合もあります。
コンタクトレンズ
直接目に装着するため、眼鏡に比べて見える像の大きさの差が少なくなります。
レーシック
片目だけの施術も可能で、近視の矯正が行えますが、リスクや合併症も考慮する必要があります。
ICL
目の中に人工レンズを挿入し、視力を矯正する方法です。レンズが合えば、ランニングコストやケアの手間が削減されます。
オルソケラトロジー
就寝中に特殊なレンズを装用して視力を矯正します。毎日のケアが必要なのと、適用範囲や効果には限界があります。
視力の左右差が気になったら、まずは眼科専門医にご相談ください

視力の左右差に気づいたら、眼科専門医での検診と治療を行いましょう。不快な症状や病気のリスクから解放され、両目のバランスの取れた視力を取り戻すことは生活の上でもQOLの向上にもつながります。ももの木眼科クリニックでは経験豊富な専門医が患者様にピッタリの治療をご提案させていただきますので、気になることや疑問点がある場合はお気軽に当院までお問い合わせください。