オルソケラトロジーの仕組み
京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。このブログでは、目に関する患者様のお悩みにお応えできるようなさまざまな情報をお届けして参ります。オルソケラトロジーレンズは夜間にレンズを装着し日中はレンズを外して裸眼で過ごすことができるという眼科技術の進歩により開発された、革新的な視力矯正方法です。そこで今回は、オルソケラトロジーレンズの特徴的な仕組みについて解説します。
オルソケラトロジーの視力改善の仕組み
オルソケラトロジーによる視力回復は、夜間睡眠中に特殊なコンタクトレンズを装用することで実現します。このレンズは角膜の形状を緩やかに変え、視力を一時的に改善させる作用があります。
夜間のレンズ装用の効果
夜間にこれらのレンズを装用することで、角膜が矯正され、その結果として日中の視力が改善されます。この効果は、レンズを使用している間持続します。
オルソケラトロジーレンズの仕組みは4つのカーブが特徴
オルソケラトロジーレンズは、内側に特殊な多段階カーブが施されています。このカーブにはそれぞれ重要な役割があるのです。それぞれの役割についてご紹介します。
ベースカーブ
ベースカーブは、角膜中央部を扁平化させることで近視を矯正します。このカーブにより、目に入った光の焦点が網膜上に近づくように調整されます。
リバースカーブ
リバースカーブは、角膜中央部を扁平化した後の細胞を周辺部へ再分配します。このカーブにより、矯正された角膜の安全性が保たれます。
アライメントカーブ
アライメントカーブは、レンズの適切な位置決めに重要です。このカーブは患者の目の表面データに基づいて設計され、トライアルレンズの選択にも関わってきます。
ペリフェラルカーブ
ペリフェラルカーブは、レンズと角膜の間の涙液層を維持し、涙液交換を促します。これにより、角膜がレンズによって傷がつくことを防ぎます。
高い安全性が最大の特徴
これらのカーブの組み合わせにより、オルソケラトロジーレンズは視力の矯正を安全に行うことが可能としています。しかし、レンズはまばたきの度に動くため、正確な位置での装用が重要です。つまり、正確な検査、経験豊富な専門医のもとで治療を進めることが大切なのです。
オルソケラトロジーは、専門医による正確な検査が重要な治療法
オルソケラトロジーレンズは、これらの特殊なカーブによって視力を効果的かつ安全に矯正することができる革新的な治療法です。このレンズにより、近視でお悩みの患者様は、より快適で安全な視力矯正ができるようになりました。ぜひ、自身の視力矯正選択肢の一つとして考慮してみてはいかがでしょうか。当院でも専門医のもとで正確な診断をおこない、安全に治療をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。