ICLは何歳までできる?
京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。このブログでは、目に関する患者様のお悩みにお応えできるようなさまざまな情報をお届けして参ります。ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削る必要がなく、小さな切開創からレンズを挿入することで、近視や乱視を矯正する治療法です。角膜に負担をかけず視力矯正ができることから今注目されています。ICLの手術は病院・クリニックの選択が非常に重要です。信頼のできる場所で、自分が納得のいく手術を受けることが大切です。今回は、ICL手術を受けるにあたっての適正年齢や注意していただきたい点について詳しくご紹介します。
当院のICL治療の適応年齢の考え方について
当院では、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術の適応年齢について以下の方針を採用しています。
・適応年齢は20歳以上です
・年齢の上限は老眼のことを考え、45歳までを推奨とさせて頂いております。
年齢ごとに注意していただきたいポイントをご紹介します。
20歳未満の場合
近視は一般的に学童期に発症し、その進行は20歳前後に安定することが多いですが、個人差が存在します。未成年の方は心身と同様に目も成長段階にあり、度数が安定しづらい傾向があります。そのため、ICL手術はおすすめしていません。
40〜50代の場合
ICL手術における年齢上限は法的には定められていません。理論的には何歳でもICLを受けることが可能ですが、一般的には45歳までが望ましいとされています。なぜなら、個人差はあるものの、約45歳から老眼や白内障などの他の目の問題や症状が現れやすくなるからです。
なぜ45歳ぐらいまでが望ましい?
ICL手術は有水晶体眼内レンズとも呼ばれ、水晶体を残したままおこなう手術です。水晶体は自動的にピントを調整する優れた機能を持っており、ICLはこの水晶体の調整機能を活かすことで鮮明な視界を提供します。
しかし、中年期に入ると水晶体が硬くなり、ピント調整機能が衰えてきます。これにより、近くの対象物を見ることが難しい、いわゆる老眼になります。ICLを検討する多くの方々は、メガネやコンタクトレンズの煩わしさから解放され、裸眼で生活したいと考えているでしょう。ICLによって遠くの対象物は裸眼で見えるようになりますが、近くの対象物を見る際には老眼鏡が必要になる可能性があるのです。
ICLを検討する際には、ぜひご相談ください!
ICLを検討する際には、年齢や個々のライフスタイルに合わせて最適な治療法を検討するためにもまずは、専門医に相談することをおすすめします。当院でもご相談を承りますのでお気軽にお問合せください。