コラム

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【院長ブログ】ホールICLとは?

2023.12.14

ホールICLとは?ICLの歴史から考える

京都市伏見区のMOMOテラス内にあるももの木眼科は、“大切な目を守り続ける”をコンセプトに地域の皆様から信頼される眼科を目指し日々診療にあたっております。このブログでは、目に関する患者様のお悩みにお応えできるような、さまざまな情報をお届けして参ります。ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削る必要がなく、小さな切開創からレンズを挿入することで、近視や乱視を矯正する治療法です。角膜に負担をかけず視力矯正ができることから今注目されています。今回は、“ホールICLとは?ICLの歴史から考える”についてご紹介します。

ICL手術の歴史と進化について
ICL手術の歴史と進化について

ICL手術は、近視治療の歴史を辿ると、レーシックが最初に報告された1990年よりも遥かに古い時期に開発が行われていました。1980年代には既にICL(Implantable Collamer Lens)の概念が誕生しており、その後、技術の進化とともに安全性と効果を高めるための改良が進められてきました。

 

 

 

日本におけるICL手術の導入と承認

日本においては、1997年に現山王病院アイセンター・センター長の清水公也先生が初めてICL手術を導入しました。その後、臨床治験が行われ、慎重な検証を経て2010年に厚生労働省の承認を受けることとなりました。ICL手術はその後も安全性や効果の向上に向けて研究が続けられており、現在では多くの患者様に選ばれる視力矯正の治療法となっています。

ICLの最大のメリット

ICLにおける最大のメリットは「元の状態に戻せる」ことと「適応範囲が広い」ことです。万が一、術後の結果が思わしくなかったり、合併症が起こってしまった場合にレンズを取り外せば元の状態に戻すことができます。これは角膜を削って視力を回復させるレーシックとの大きな違いです。また、レーシックは強度近視の方は手術が受けられないなど制限がありますが、ICLならそういった人も適応となるので、これまでレーシックが適応外で諦めていた方も近視治療を受けることができます。

安心・安全のためのICL手術の進化「ホールICL」

当院では、患者様の安心・安全を第一に考え、厚生労働省で承認されている「ホールICL」を採用しています。このICLレンズは、中央に極小の穴が開いている特別なデザインを持ちます。この穴により、眼内の房水と呼ばれる液体が自然に流れることができ、術後の眼圧上昇を抑える効果があります。ホールICLが導入されてから、ICLの最大の合併症であった白内障と緑内障がほぼ起こらなくなり、安全性と快適性が向上しています。

ICLのレンズの進化「EVO+」

進化型ICLレンズである「EVO+」というものがあります。

このレンズは、レンズ全体の大きさは変わらずに、光学部を大きく再設計したものです。

光学部の拡大により、ハロー・グレア(夜間の光のにじみ)の軽減や夜間の見え方の改善効果が期待されます。

これにより、患者様の視覚体験が向上し、より快適に過ごすことが可能になりました。

進化する安心の近視治療法、専門医と相談して明るい視界を手に入れよう

進化する安心の近視治療法、専門医と相談して明るい視界を手に入れよう

ICL手術の安心と進化を考慮し、近視治療を検討される方は、ICL認定を受けた専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。

長年の経験と知識を持つ専門医が最適な治療プランを提案し、患者様の目の健康をサポートします。

専門医のアドバイスを受けることで、安全で確実なICL手術を受けることができ、明るい視界と快適な日常を手に入れることにつながります。

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